アートメイクをしてみたいけれど、ダウンタイムがどのようなものか分からなくて困っていませんか。
ダウンタイム中でも外出できるのか、人に会っても問題ない見た目なのか、気になっているかもしれません。
アートメイクのダウンタイムは美容整形より軽いため、デスクワークや外出も問題ありません。
この記事では以下の内容について説明します。この記事を読めば、ダウンタイムの詳細が分かり、安心して施術できるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
この記事で分かること
|
アートメイクのダウンタイムとは?
アートメイクのダウンタイムは、施術後、皮膚が元に戻るまでの期間を言います。
アートメイクは針で皮膚に色素を入れるため、皮膚に傷がつきます。施術の際にできた傷が治り、色素が肌になじむまでの期間がダウンタイムです
施術後は赤みや多少の腫れが生じる場合もありますが、1週間程度で落ち着くのがほとんどです。
アートメイクの場合、大きな傷ではないため、美容整形よりもダウンタイムが短いと言われています。
アートメイクのダウンタイムはいつまで?お手入れ方法と過ごし方
アートメイクは眉毛、アイライン、唇、ヘアラインなどがありますが、ダウンタイムは1週間程度です。
施術後3日から4日目頃になると、かさぶたが取れたり、皮がむけたりします。無理にはがさず、ワセリンで保護しましょう。ダウンタイムにワセリンで保湿すると皮膚トラブルが起きず、色素がきれいに定着します。
ダウンタイムの間は紫外線に当たらないように気をつけましょう。色素の変色や退色の原因になります。
また、代謝が良くなると、色素が落ちやすくなります。ダウンタイムの間は激しい運動やサウナなどを避けるとよいでしょう。
ここからは眉毛、アイライン、唇、ヘアラインのダウンタイムについてそれぞれ説明します。
眉毛のお手入れ方法と過ごし方
施術日は多少ヒリヒリするかもしれませんが、ワセリンで保護すると和らぎます。
3日から4日後にかさぶたができるため、かゆみが出てくるかもしれません。ひっかくと色素の定着に影響するため、できるだけ触らないようにしましょう。
眉毛にワセリンを塗り、乾燥を防ぐとかゆみが抑えられます。また、ダウンタイム中はできるだけ濡らさないようにしましょう。
約1週間経つと、眉毛のかさぶたが取れ、色素が肌になじみます。
アイブロウや眉マスカラは施術後1週間後から可能です。ダウンタイムが終わったのを確認してから使いましょう。
アイラインのお手入れ方法と過ごし方
施術日から翌日までは、泣いた後のようにまぶたが腫れる可能性がありますが、2日から4日で治まることが多いです。寝る時は頭を心臓より高くすると、腫れをある程度抑えられます。
アイラインのダウンタイムは1週間かからないと言われています。他の箇所よりも早めにメイクできますが、施術箇所が問題ないか確認しましょう。
唇のお手入れ方法と過ごし方
施術日は唇の色が濃いため、驚くかもしれません。色素が徐々に薄くなるため、濃いめに入れているためです。1週間経って落ち着くと、思いどおりの色になるでしょう。
施術日から数日間は唇が腫れたり、ヒリヒリしたりします。食べ物が唇に当たらないよう気をつけましょう。飲み物を飲むときはストローを使うと安心です。また、ワセリンでしっかり保湿するのも大切です。
施術後2日から3日経つと、唇の皮がむけて色がまだらになります。また、ヘルペスのような小さい水泡ができる場合もあります。気になりますが、自然に治るまで触らないようにしましょう。施術後4日から5日経つと徐々に落ち着きます。
ヘアラインのお手入れ方法と過ごし方
ヘアラインアートメイクは、小顔に見せたいときや、おでこを狭く見せたいときに生え際に毛並みを描く方法です。施術後2日から3日は洗髪を控えましょう。そのため、あまり汗をかかない冬に施術するか、ドライシャンプーを使うのがおすすめです。
施術後3日から5日は施術箇所以外の洗髪が可能です。1週間経てば施術箇所の洗髪も可能ですが、強くこすらないようにしましょう。また、ヘアカラーは施術後1ヶ月以上経ってからの方が安心です。
ヘアラインアートメイクの色は簡単に変えられないため、髪の色を変える場合は気をつけましょう。
アートメイク施術後はいつからメイクできる?
メイクはアートメイクの施術1週間後から可能です。しかし、人によって治りの速さが異なるため、心配な場合はクリニックに相談しましょう。
色が抜けている箇所が気になる場合は、隙間を埋めるように軽く色を入れるのがおすすめです。
アートメイクは1回で終わる?
色素をしっかり入れるため、2回以上の施術がおすすめです。
初めてアートメイクをすると、色素が異物だと体が判断するため、色素が落ちやすいと言われています。2回目以降は同じ色素を入れるため、1回目ほどは拒否反応がなく、色が定着しやすくなります。
しかし、2回目以降の施術でも皮膚に入れた色素は100%残りません。そのため、しっかり色素を入れるためには2回以上の施術が必要です。クリニックによっては、2回セットの価格になっている場合もあります。
2回目の施術は2週間以上の間隔をあけましょう。1回目の施術でできた傷がしっかり治ったころがおすすめです。1回目で定着しなかった場所は、2回目以降で色素を再度入れるのも可能です。
アートメイクはどれぐらい持つ?
個人差がありますが、1年から3年ほど持ちます。
タトゥーとは異なり、皮膚の浅い部分に色素を入れるため、皮膚の新陳代謝で少しずつ色が薄くなります。そのため、定期的なメンテナンスが必要です。キレイな状態を保つためには、1年に1回程度の施術がおすすめです。
タトゥーのようにずっと残らず、定期的なメンテナンスが必要なのはデメリットになるかもしれません。しかし、薄くなったら形や色を変えられるのはメリットと言えるでしょう。
ピーリングはターンオーバーの周期を早めるため、色素が薄くなる原因となります。アートメイクを長持ちさせたいときは、施術箇所へのピーリングは控えるとよいでしょう。
アートメイクのメリットとデメリットは?
アートメイクのメリットとデメリットは以下の通りです。
アートメイクのメリット
- メイクの時間を減らせること
- すっぴんでもキレイでいられること
- スポーツなどで汗をかいても、メイクが落ちないこと
- 温泉や海、プールで濡れても、メイクをしているような状態を保てること
- プロが施術するため、あなたの顔に合ったデザインになること
アートメイクのデメリット
- タトゥーとは異なり、色素を皮膚の浅い部分に入れるため、1年から3年ほどしか持たないこと
- 施術中は針で皮膚に色素を入れるため、麻酔をしても多少の痛みがあること
- 施術日からダウンタイムが終わるまでは、色素が濃く見えること
- 施術した箇所をワセリンで保護するため、テカリが気になること
- 皮膚に入れた色素は100%完全に定着しないこと
アートメイクに対するよくある質問
ここからはアートメイクに対するよくある質問を紹介します。
痛みや腫れはありますか?
施術中は麻酔を使うため、強い痛みはありません。しかし、皮膚に傷をつけて色素を入れるため、引っかくような痛みを感じるかもしれません。
施術日は多少ヒリヒリするかもしれませんが、ワセリンでしっかり保護すれば治まります。
唇やアイラインを施術した場合、多少の腫れがありますが、美容整形のような大きな腫れはありません。気になる症状があれば、施術したクリニックに確認しましょう。
ダウンタイム中に困ることは?
ダウンタイム中に困ることは以下のとおりです。
- 色素が落ち着くまで、色がやや濃く見えること
- かゆみやかさぶた、皮むけが発生する場合があること
- ワセリンを塗るため、テカリが出ること
ワセリンで保湿するとかゆみや乾燥が抑えられ、色素がきれいに定着します。テカリが気になりますが、こまめに塗って乾燥を防ぎましょう。
ダウンタイム中に施術箇所を濡らしてしまったときは?
濡らしてしまったときは、すぐに拭き取りましょう。ワセリンを塗っていれば、濡らしても多少は保護できます。
水分を拭き取るときは、施術箇所を刺激しないように軽く押さえましょう。強くこすると色素が落ちる原因になります。
アートメイクを消したい場合はどうしたらよい?
アートメイクを消したい場合は除去施術を受けましょう。一度では落とせない場合もあり、肌への負担や費用もかかります。
施術後、思っていたのと違うと後悔しないように、色や形、好みのイメージをクリニックに伝えましょう。カウンセリングをしっかり行うクリニックを選ぶのがおすすめです。
アートメイクをしたいが、高額なので迷っている。一括払いのみ?
医療ローンが使えるクリニックを探しましょう。月々数千円の支払でアートメイクが可能な場合があります。
医療ローンが難しい場合は、クレジットカードの分割払いやボーナス払いが可能かもしれません。クリニックに相談しましょう。
アートメイクをするとMRI検査ができないと聞いたが、問題ないか?
金属含有量が少ない色素を使用すれば、MRI検査が可能です。FDA(アメリカの食品医薬品局)やEU規制のガイドラインに沿った色素を使っているか、クリニックに確認しましょう。
まとめ
- ダウンタイムとは、施術後、皮膚が元に戻るまでの期間のこと
- アートメイクのダウンタイムは1週間が目安
- ダウンタイム中はワセリンで保護すると乾燥やかゆみが抑えられる
- ダウンタイム中にかゆみやかさぶたが気になっても、施術箇所を触らないようにする
- ダウンタイム中に施術箇所を強くこすると、肌荒れしたり、色素が取れたりする原因になる
- アートメイクをしてから約1週間経ち、ダウンタイムが終了したらメイクが可能
- 色素を定着させるため、アートメイクは2回以上がおすすめ
- アートメイクは1年から3年程度持つ
アートメイクのダウンタイムについて説明しました。アートメイクは美容整形と比べて施術箇所の赤みや腫れが少ないため、ダウンタイム中も外出やデスクワークなどが可能です。
ダウンタイムが心配でアートメイクを避けていた方は、この記事を読んで安心したのではないでしょうか。すっぴんなのにキレイでいられるアートメイクにぜひ挑戦してみてください。