「なんとなく顔が間延びして見える」
「印象がきつく見られる気がする」
それは、もしかすると“目と眉の距離”が影響しているかもしれません。実はこの距離は、顔全体の印象を大きく左右する重要なパーツ。近い・遠いそれぞれに魅力がありますが、ちょっとした工夫でその印象をコントロールすることも可能です。今回は、目と眉の距離によって変わる印象の違いや、距離感を調整するためのメイク・ケア・整え方など、幅広いアプローチをご紹介します。
目と眉毛の距離による印象の違い
目と眉毛の距離は、人に与える印象に様々な違いをもたらすとされています。
目と眉毛の距離が近い場合
彫りが深く、ハーフのような印象を与えることがあり、目元の存在感が際立つため、目力が強く見える傾向があります。そのため、キリッとした華やかさや凛とした雰囲気を持たれることも少なくありません。一方で、やや男性的な印象や、気が強そうに見られることがあるとも言われています。また、顔がやや面長に見えたり、メイクで印象を大きく変えるのが難しく、思ったほど化粧映えしにくいと感じる方もいるかもしれません。
目と眉の距離が広い場合
若々しく、可愛らしさや優しさを感じさせる印象を与えやすいとされています。目元の雰囲気がやわらぎ、第一印象がより良くなることも期待できます。また、穏やかで冷静な雰囲気や、涼しげでクールな印象を持たれることもあり、見る人によってさまざまなイメージを与える特徴があります。
童顔に見えることがあるため、若々しく見られたい方にとってはプラスに働くでしょう。さらに、アイメイクの幅が広く、ナチュラルから華やかまで幅広い雰囲気を楽しめるのも魅力のひとつです。
人相学的には、目上の人からの支援や恩恵を受けやすい傾向があり、親からの財産や不動産に恵まれるとも言われています。また、おおらかで細かいことにとらわれず、執着しない性格のため、広い視野を持ち、周囲をしっかり見渡すことができるとされ、上司や先輩から好かれやすい傾向があるようです。
一方で、目元の印象が薄めになると、やや間延びしたり、顔立ちによっては地味に見えてしまうこともあります。顔全体にメリハリが感じにくく、印象が残りにくいと感じられることもあるかもしれません。また、人によっては、少し締まりがなく見えたり、お金に対してルーズになりやすい傾向があるとも言われています。好きな人に意識が集中しすぎてしまうなど、気を抜いた一面が見えやすくなる可能性もあります。
目と眉毛の距離が近いほうが美人に見える?
「目と眉毛の距離が近いほうが美人に見える」といった声を耳にすることがありますが、それは顔立ちがくっきりとした印象になり、ハーフのような雰囲気を感じさせるためかもしれません。一方で、目と眉の距離が広い方には、目元がやわらかく穏やかに見えるという魅力もあります。
大切なのは、目と眉の距離だけに注目するのではなく、顔全体のバランスを見ることです。眉の形や太さ、目の大きさ、輪郭との調和など、さまざまな要素が組み合わさって、その人らしい美しさが生まれます。黄金比も美の基準の一つとされていますが、眉毛だけが黄金比に沿っていても、全体の調和が取れていなければ理想的とは言えません。
目と眉毛の距離の目安
目と眉毛の理想的な距離は、一概には定められていません。美人顔の条件として目と眉の距離が注目されることもありますが、「近い方が美人」という定義は必ずしも正しくなく、近いことと広いことそれぞれに魅力があります。
しかしながら、距離感によって人に与える印象には違いがあります。そのため、上まぶたの中心(黒目の真上)と眉毛の下のラインが、人差し指1本以下(約1cm)を目安とする考え方もあるようです。
顔全体のバランス が重要であり、目と眉の距離だけでなく、眉の形、太さ、顔の輪郭なども考慮する必要があります。眉毛の黄金比 も参考になりますが、それに捉われすぎず、自分の顔に合ったバランスを見つけましょう。
目と眉毛を近づける方法
目と眉毛を近づける方法はいくつかあり、メイクアップ、眉毛の整え方、マッサージ、美容整形といったアプローチがあります。ご自身の理想とする印象や、取り組みやすい方法から試してみてはいかがでしょうか。
メイクアップで目と眉毛の距離を近づける
メイクアップによって、視覚的に目と眉毛の距離を近づけることができます 。
眉毛の調整
眉頭の位置を少しだけ下げるように、ペンシルやパウダーで描き足すと、眉全体のバランスが整いやすくなります。ほんの1〜2mm程度を目安にすることで、自然な仕上がりになりますが、下げすぎると不自然に見えることがあるので注意しましょう。
また、眉の下のラインをやや平行気味に描き足すことで、眉全体が少し下がって見え、やわらかい印象に仕上げることができます。特に眉下に1mmほど描き足し、その後にパウダーでぼかすと、より自然でナチュラルな印象になります。
さらに、眉頭をやや内側に寄せて描くことで、目と目の間の距離が少し狭く見え、顔全体が引き締まった印象になる効果も期待できます。
アイメイク
アイシャドウを使う際は、目頭側を少し幅広めに、濃いめのカラーで仕上げると、目元に立体感が生まれ、眉との距離が近く見える効果があります。まずはアイホール全体に明るめのベースカラーをのせ、その上から締め色を目頭側に重ねると、自然なグラデーションが作れます。
特に暖色系のアイシャドウをアイホールの中心に広げると、上まぶたにふんわりとしたボリュームが出て、眉との距離が縮まったように見える効果も期待できます。
アイラインは、目頭から目の形に沿って引くことで、目元の印象を引き締め、眉とのバランスを整えることができます。下まぶたにも目頭側まで軽くラインを入れると、目元に奥行きが出て効果的です。ただし、目尻のラインは長くしすぎると目元が離れて見える可能性があるため、控えめにするのがポイントです。
まつ毛は、特に黒目の上から目頭側をしっかりと上げることで、まぶたの縦幅が強調され、眉との距離が自然にカバーされます。ロングタイプのマスカラを使えば、より立体的な目元に仕上がりますよ。
ノーズシャドウとハイライト
眉頭の下にノーズシャドウを入れることで、顔に立体感が生まれ、眉が少し下がって見える効果が期待できます。さらに、眉の中央下あたりから鼻筋にかけてシェーディングを入れると、より自然にメリハリがつき、全体のバランスが整いやすくなります。
また、目頭に明るめのハイライトを入れると、目元がパッと明るくなり、眉とのコントラストによって距離が近く感じられることもあります。加えて、鼻筋にハイライトを入れると、顔全体に立体感が生まれ、目と眉の距離感の調整にもつながります。
眉毛の整え方で目と眉毛の距離を調整する
目と眉の距離が気になる場合は、眉毛の形や位置を整えることで印象を変えることができます。たとえば、眉の下側に少し描き足すことで、眉の位置を下げて見せることができます。一方で、眉の上側を剃りすぎると不自然になりやすいので注意が必要です。
また、眉の黄金比を参考にしながら、眉頭・眉山・眉尻の位置をバランスよく整えることで、顔全体の印象がまとまり、目と眉の距離感も自然に見せることができます。特に、眉頭の位置をほんの少し下げることを意識すると、柔らかく引き締まった印象に仕上がります。
もしセルフでの調整が難しいと感じたら、眉毛専門のサロンを利用するのも一つの方法です。プロの目線で、自分に似合う眉の形を提案してもらえるので、より理想に近づけるお手入れができますよ。
マッサージやトレーニングで目と眉毛の距離にアプローチする
顔の筋肉をほぐしたり、トレーニングを行ったりすることで、目と眉毛の位置に影響を与える可能性があります。
眉まわりやおでこの筋肉をマッサージすることで、凝り固まった筋肉がほぐれ、眉の動きがスムーズになり、本来の自然な位置に近づける効果が期待できます。
また、眉毛を人差し指で軽く固定しながら、眉を下げる力と目を開ける力を同時に使うトレーニングも、目と眉の距離を縮めるサポートになると言われています。同様に、眉の下のまぶた部分を指で軽く押さえながら、眉を下げようとする動きを繰り返すことで、筋肉の使い方を整え、距離感の調整につながる可能性があります。
美容整形で目と眉毛の距離を近づける
より根本的に目と眉毛の距離を変えたい場合は、美容整形という選択肢もあります。
二重まぶた形成手術(埋没法、切開法)
まぶたの皮膚の被さりが上にあがり、目が大きく開くようになるため、今まで目を大きく開けるために上がっていた眉が下がり、結果的に目と眉の距離が縮まります。奥二重の方でも、二重の幅を少し広げることで同様の効果が期待できます。
眼瞼下垂手術
垂れ下がった上まぶたを持ち上げる手術ですが、これによっても目の開きが良くなり、今まで無意識に上げていた眉が下がるため、目と眉の距離を近づけることができます。
眉下リフト(上眼瞼リフト)
眉の下の余分な皮膚を切除する手術で、まぶたのたるみが解消されることで目が大きくなり、眉が下がる効果があるため、目と眉の距離を近づけることができます。
目と眉毛の距離を広げないための対策
目と眉の距離が広がる原因として、加齢によるまぶたのたるみ、眉毛周辺の筋肉のコリや低下、誤った眉毛の自己処理などが考えられます。日々の生活に取り入れられる対策をご紹介します。
眉毛周辺のマッサージを行う
眉まわりの筋肉のコリをほぐすことで、筋肉の緊張によって眉が引き上がり、目との距離が広がってしまうのを防ぐ効果が期待できます。日常的に取り入れやすいマッサージとしては、両眉の上を親指と人差し指でやさしくつまんでほぐしたり、目の上の骨に沿って軽く指圧する方法があります。
また、おでこのマッサージも眉の位置を下げるのに有効とされています。おでこの筋肉を緩めることに加え、眉の上下や眉弓筋(びきゅうきん)周辺を丁寧にマッサージすることで、眉と目の距離感を自然に調整するサポートになります。
これらのケアを継続して行うことで、眉と目の距離が広がってしまうのを予防する効果も期待できるでしょう。
正しい眉毛の自己処理を心がける
眉毛の下側にある産毛やムダ毛を過剰に抜いたり剃ったりすると、目と眉の距離が実際よりも広く見えてしまうことがあります。そのため、下側はできるだけ自然な状態を保つように意識しましょう。
また、眉を整える際には、上側を剃りすぎないことも大切です。上を削りすぎると眉の太さが失われ、目元が寂しく見えたり、眉の位置が上がった印象になってしまうことがあります。
眉の形を整えるときは、眉頭・眉山・眉尻の位置関係を基準にした「眉毛の黄金比」を参考にすることで、目と眉のバランスを整えやすくなります。
アイブロウペンシルで足りない部分を描き足す場合も、描きすぎると不自然になりがちなので、軽く少しずつ足すように意識すると、よりナチュラルな仕上がりになりますよ。
目元のケアを意識する
加齢に伴うまぶたのたるみは誰にでも起こりうる自然な変化ですが、目元のハリを保つためのケアを取り入れることで、その進行をゆるやかにする可能性があります。
また、パソコンやスマートフォンの長時間使用による眼精疲労も、まぶたのたるみの一因とされています。目の疲れをため込まないよう、こまめに休憩をとったり、蒸しタオルなどで目元を温めてリラックスさせると、目まわりの負担を軽減できます。
表情の癖に注意する
無意識に眉を上げるクセがあると、それが額の筋肉の発達につながり、結果的に目と眉の距離が広がって見えることがあります。日常の中で、自分の表情のクセに気づき、意識して力を抜くことが大切です。
こうした小さな習慣の見直しやケアを取り入れることで、目と眉の距離が不必要に広がるのを防ぎ、顔全体のバランスを整えた印象をキープしやすくなるでしょう。
まとめ
目と眉の距離は、美しさの「正解」を決めるものではなく、自分らしさを引き出すためのひとつの要素です。近くても広くても、それぞれに個性と魅力があります。大切なのは、顔全体のバランスを見ながら、自分に似合う形やメイクを知ること。そして、日々のケアやちょっとした意識で印象を変えることができるということです。今回ご紹介した方法の中から、あなたに合ったアプローチをぜひ取り入れて、理想の目元を楽しんでみてくださいね。