眉毛の剃り跡が青い!隠す方法と対策を紹介【医師監修】

眉毛を整えたあと、思った以上に「剃り跡が目立ってしまった…」と感じたことはありませんか?せっかくお手入れしても、青っぽく浮いて見えたり、ザラつきが気になったりすると、清潔感や印象にも影響してしまいます。今回は、眉毛の剃り跡が目立つ原因から、さらに目立たせないための事前ケア、ナチュラルに隠すテクニックまで、幅広くご紹介します。自然で美しい眉を目指すために、ぜひ参考にしてみてください。

眉毛の剃り跡が青く見える理由

眉毛を剃った後に剃り跡が青く見える理由はいくつかあります。

眉毛一本一本が太い・濃い

細い毛よりも太くて濃い毛の方が剃り跡が目立ちやすく、男性は女性よりも眉毛が太くて濃い傾向があるため、剃り跡が目立ちやすいです。綺麗に剃っても毛穴の中には太い毛が残っているため、剃った断面や生えかけの毛が透けて見えて青く見えます。

剃り残しがある

毛が硬い状態で眉毛を剃ると、根元から剃れないため剃り跡が残り、青く見えます。また、眉毛専用以外のシェーバーを使ったり、刃が劣化して剃り味が悪いシェーバーを使ったりすると、細かい部分がうまく剃れずに剃り跡が目立つことがあります。

肌が白い

色白の人は、綺麗に剃ったとしても肌の下が透けてしまいやすいため、肌の下に残っている眉が透けて青く見えてしまいます。肌の白さと眉毛の黒さのコントラストによって、剃り跡が青っぽく目立ちやすいからです。

眉上の毛を剃ってしまっている

眉上の毛は太くてしっかりしているため、そこを剃るとジョリジョリとした剃り跡が残ったり、生えてくる毛がポツポツと目立ったりして、青く見えやすいです。

皮膚の中の眉毛・剃った眉毛の断面

皮膚の中に残った眉毛の毛根が透けて見えることで、全体が青っぽく見えることがあります。剃った眉毛の断面が肌の下で黒く透けて見えることもあります。

眉毛の剃り跡を残さない方法

眉毛の剃り跡を残さないための方法はいくつかあります。詳しく解説していきます。

処理前にコームでとかす

眉毛のお手入れを始める前に、まずは全体をコームで優しくとかして整えておくのがおすすめです。ぱっと見では分かりにくいかもしれませんが、眉毛は意外と絡んでいることもあります。事前に整えておくことで、よりスムーズに根元からきれいに処理しやすくなります。コツとしては、一度毛を逆立てるようにとかした後に、毛流れに沿ってもう一度整えると、仕上がりがより自然になるでしょう。

毛穴をしっかり開いてから剃る

眉毛をきれいに整えるためには、あらかじめ毛穴をしっかり開いておくことがポイントです。毛穴が閉じたままだと、毛の根元までうまく剃れず、剃り跡が目立ってしまうことがあります。そこでおすすめなのが、眉を剃る前にホットタオルを目元に当てて肌を温める方法です。蒸しタオルの温かさで毛穴が開くだけでなく、眉毛も柔らかくなるため、剃りやすくなります。こうしたひと手間を加えることで、より自然で滑らかな仕上がりが期待できるでしょう。

眉毛専用のシェーバーを使う

眉のお手入れをする際には、カミソリでも電気シェーバーでも、できれば眉専用のシェーバーを使うのがおすすめです。専用タイプは刃先がコンパクトに設計されているため、細かい部分も扱いやすく、仕上がりもきれいになりやすいです。眉周りの肌はデリケートなので、肌への負担をできるだけ軽減するためにも、専用の道具を使うと安心です。また、体用など他の用途向けのシェーバーでは細部まできれいに整えにくく、思わぬ剃り残しが出てしまうこともあるので、使い分けるとより理想の形に仕上がりやすくなるでしょう。

シェーバーの刃の状態

快適にお手入れをするためには、シェーバーの状態にも気を配ることが大切です。刃が劣化して切れ味が落ちていると、思うように剃れず、剃り跡が目立ちやすくなってしまいます。また、古くなったシェーバーを使い続けると、肌に余計な負担がかかり、ニキビや吹き出物などの肌トラブルを引き起こすこともあります。そのため、シェーバーの刃は定期的に交換するのが理想的です。目安としては、2週間ごとの取り替えがおすすめです。

正しい剃り方

シェービングをするときは、シェーバーを持っていない手で、動かす方向とは反対側に軽く皮膚を引きながら剃るのがポイントです。肌を引き伸ばすことで表面がなめらかになり、毛を根元からしっかりと剃ることができます。このときは、毛の流れに沿って力を入れすぎず、やさしいタッチで丁寧に剃るようにしましょう。

眉上の毛を処理しない

眉のお手入れをする際には、眉の上の毛にはあまり手を加えないようにするのがポイントです。眉上の毛は太くしっかりしていることが多く、剃ってしまうとジョリジョリとした剃り跡が目立ったり、伸びてくる毛がポツポツ浮いて見えてしまうことがあります。特に男性は眉毛が濃く太い傾向があるため、そうした変化がよりはっきり現れることも。自然な印象に仕上げたいときは、目立つ毛だけを毛抜きで整え、うっすらとした産毛はあえて残しておくのがおすすめです。

毛抜きを使う

眉を剃ったあとに剃り跡が目立ってしまうのは、微細な毛が肌の表面に残っていたり、毛穴の中の毛が透けて見えてしまうことが原因とされています。そんなときは、毛抜きを使って根元から処理することで、剃り跡が気になりにくくなります。ただ、どの毛を抜けばいいのか迷ってしまう場合もありますよね。そんなときは、まずはハサミやシェーバーで眉の形を整え、その後、数日経って目立ってきた部分だけを毛抜きで整えると、仕上がりが自然になりやすいです。ただし、毛抜きは毛穴や肌に少なからず刺激を与えることもあるので、使用する際はお肌の様子を見ながら、やさしくケアしてあげるのが大切です。

ワックス脱毛

もし剃り跡が気になるようであれば、眉毛サロンでのワックス脱毛を検討してみるのもひとつの方法です。ワックス脱毛は、粘り気のあるはちみつのようなワックスを眉まわりに塗り、専用のシートを貼ってから一定時間をおいて一気に剥がすことで、毛を根元から処理する施術です。カミソリでのお手入れと違い、根元からしっかりと抜けるため、ジョリジョリした感触やザラつきが残りにくく、剃り跡も目立ちません。また、一度施術すると3〜4週間ほど美しい状態を保てるのも魅力です。毛穴の中に毛が残らないため、肌が明るめの方でも毛が透けて見える心配が少なく、清潔感のある仕上がりが期待できます。

眉毛を脱色する

眉毛を脱色することで、剃り跡が目立ちにくくなることがあります。眉の剃り跡が気になる原因のひとつは、毛が太く、色が濃いためです。特に毛がしっかりしている方は、剃った後に残る影や濃さが目立ちやすい傾向があります。そこで、眉カラーや脱色によって眉毛の色を少し明るくすることで、毛が生えてきても自然になじみ、剃り跡が気になりにくくなります。

ただし、色を抜きすぎてしまうと、眉毛が薄く見えてしまい、「頼りなさ」や「元気がなさそう」といった印象を与えてしまうこともあるため、色の調整は控えめにするのが理想的です。また、脱色やカラーリングは肌への刺激になることもあるため、頻繁に行うのは避け、肌の様子を見ながら取り入れることをおすすめします。

眉の剃り跡を隠す方法

眉毛の剃り跡を隠す方法はたくさんあります。これらの方法を試して、ご自身の眉毛の状態や肌質、メイクの好みに合った方法を見つけてください。特に、青い剃り跡にはオレンジ系のカラーの補色効果を利用したカバーが有効です。

もう一度しっかり剃る

剃り跡が気になるときは、再度眉毛を整えることで目立ちにくくなる場合があります。特に、剃った部分から新たに伸びてきた毛が影のように見えてしまうことがあるため、もう一度お手入れすることで見た目がすっきりと整います。

お手入れの際は、まず蒸しタオルなどで眉周りを温め、毛穴をしっかり開いてから行うと、肌への負担を減らしながらきれいに剃ることができます。使用するシェーバーは、刃先がコンパクトな眉毛専用タイプがおすすめです。細かい部分も扱いやすく、仕上がりもより自然になります。

剃るときは毛の流れに沿ってやさしく当て、もう一方の手で皮膚を軽く引きながら剃ると、根元からしっかり整えやすくなります。

メイクで隠す

メイクアップ製品を使って眉毛の剃り跡を目立たなくする方法は一般的です。製品ごとに詳しく解説します。

アイブロウパウダー

剃り跡が気になる部分には、アイブロウパウダーを使って眉毛の隙間を埋めるように色をのせると、自然にカバーすることができます。色味としては、オレンジやカーキ、赤みのあるトーンを選ぶと肌になじみやすくおすすめです。特にオレンジ系は、青みを打ち消す補色の関係にあるため、剃り跡の青っぽさを目立たなくしてくれます。

パウダーだけではカバーしきれない場合は、ペンシルタイプのアイブロウを併用して眉の形を描き足すと、より整った印象になりますよ。

チーク

眉の剃り跡が気になるときは、オレンジ系のチークを少量のせて、指でポンポンとなじませるように塗る方法もおすすめです。ほんのり色を重ねることで厚塗り感が出にくく、自然な仕上がりになります。特に、狙った部分に使いやすいクリームタイプのチークが便利ですが、お手持ちの使いやすいものでも大丈夫です。このテクニックは、ファンデーションやコンシーラーを使う前に仕込むのがポイントです。

コンシーラー

コンシーラーは、シミやニキビ跡をカバーするのに便利なアイテムですが、眉の剃り跡を目立たなくするのにも効果的です。カバーしたい部分の色に合わせて選ぶのがポイントで、黒っぽい剃り跡には肌になじむベージュ系、青みがかった剃り跡にはオレンジ系のカラーがおすすめです。

使用する際は、指先でトントンと軽く叩き込むようにして、薄くなじませましょう。眉を描く前に、剃り跡や毛がポツポツと目立つ部分に少量ずつ置くように塗ると、自然に仕上がります。しっかり隠したいときは、縁取りをするときよりやや多めに塗るとカバー力が高まります。指の腹を使って、肌との境目をやさしくぼかすのがコツです。

なお、コンシーラーが手元にない場合は、淡いオレンジ系のチークで代用することも可能です。また、眉毛の色を抑えたいときは、眉の上から直接コンシーラーを重ねて使う方法もあります。

ファンデーションとパウダー

コンシーラーで剃り跡をカバーした後は、その上からファンデーションやパウダーを重ねると、仕上がりがより自然になります。このときは「塗る」というよりも、パフで軽く「のせる」ような感覚で、薄くふんわり重ねるのがポイントです。特に、コンシーラーを使った部分や眉全体にフェイスパウダーをのせることで、剃り跡がしっかりカバーされ、より目立ちにくくなります。

眉毛を脱色・染色する

眉毛を脱色したり染めたりすることで、剃り跡が目立ちにくくなることがあります。というのも、剃り跡が気になる原因のひとつは、眉毛の毛が太く濃いため、剃ったあとに肌とのコントラストが強く出てしまうことです。特に毛がしっかりしている方は、その傾向がより目立ちやすくなります。

眉毛の色を少し明るくすることで、剃り跡との色の差がやわらぎ、自然になじんで見えるようになります。ただし、脱色や染色はお肌への負担がかかる場合もあるため、使用頻度や肌の状態には注意しながら取り入れることが大切です。

眉毛サロンでのワックス脱毛

剃り跡が気になる方には、眉毛サロンでのワックス脱毛を試してみるのもおすすめです。この方法は、眉毛を根元からしっかりと処理するため、カミソリを使ったときのようなジョリジョリ感やザラつきが残りにくく、剃り跡が目立ちにくいのが特長です。すっきりとした仕上がりが長持ちするのも魅力です。

眉毛の処理方法を見直す

そもそも眉毛の処理にカミソリではなく毛抜きを使うことで、剃ったときのような毛の断面が目立ちにくくなり、仕上がりもよりすっきりと見えます。また、眉を整える前にコームで全体をやさしくとかしておくと、絡んだ毛がほどけて処理しやすくなり、根元からきれいに整えることができます。

眉毛の生えていない部分を隠す(全剃りの場合)

もし眉毛を全て剃ってしまった場合でも、カバーする方法はいくつかあります。たとえば、髪型や帽子でさりげなく眉まわりを隠したり、つけ眉毛を活用することで自然な印象を演出できます。また、「眉潰し」と呼ばれるテクニックを使って、眉の部分を肌色のコスメで塗りつぶして目立たなくする方法もあります。状況や好みに合わせて、自分に合った方法を取り入れてみましょう。

まとめ

眉の剃り跡は、剃り方・肌の状態・毛の特徴など様々な要素が関係しています。正しい処理方法とカバー術を知ることで、目立たず自然な仕上がりが叶います。ぜひ自分に合った対策を見つけてください。

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