失敗しないゲジ眉の整え方を紹介!メイクやスタイリングも

「眉毛が濃くて太いのがずっと気になっている」「何となく眉が整っていない気がするけれど、どう手をつけていいかわからない」――そんなふうに感じたことはありませんか?

いわゆる“ゲジ眉”と呼ばれる眉毛は、存在感がある一方で、扱い方に迷いがちなパーツでもあります。でも実は、少しの工夫と整え方のコツを知るだけで、印象がぐっと垢抜けることも。

この記事では、ゲジ眉の特徴や原因から、セルフでできる整え方・プロに頼る方法・メイクのポイントまで幅広く紹介します。
自分らしい眉を見つけるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

ゲジ眉とは?

ゲジ眉の起源

ゲジ眉とは、一般的に毛量が多く、しっかりとした太さのある眉毛が自然なままの状態で残っている眉を指します。その語源は、毛が目立つことから昆虫の“ゲジ(蚰蜒)”にたとえられたとされますが、近年では整え方やメイク次第で印象を大きく変えることができる個性的な眉としても注目されています。以前はネガティブに捉えられることもありましたが、ナチュラルな美しさを活かしたスタイルとして受け入れられつつあります。

ゲジ眉の特徴

ゲジ眉の具体的な状態としては、以下のような特徴が挙げられます。

  • 眉毛が濃すぎる、または量が多く太い
  • 毛の長さが不揃いで、短い毛と長い毛が混在している
  • 毛流れがバラバラで整っていない
  • 眉毛のアウトラインがガタガタしている
  • 眉毛の輪郭からはみ出るほど毛が長い
  • 眉毛の濃さにバラつきがある
  • 眉毛の量が多く、一本一本の毛が太い

ゲジ眉の特徴としては、眉毛の密度が高く、全体的にしっかりとした太さと濃さがある点が挙げられます。また、毛の長さにばらつきがあり、短い毛と長い毛が混ざっていることで、眉表面にわずかな凹凸が見られることもあります。毛流れが一定ではなく、自然なままの状態だと整っていない印象になる場合もあります。

さらに、眉のアウトラインがやや不揃いに見えたり、輪郭から長めの毛がはみ出していたりすることも。また、眉の濃淡にムラがあり、部分的に色が濃く見えることから、まだらに感じられるケースもあります。全体として、毛量が豊富で一本一本が太めなため、やや重たく見える印象になることがありますが、整え方次第で力強さや個性として活かすことができます。

ゲジ眉に見えてしまう原因

ゲジ眉が目立ちやすくなる要因にはいくつかのパターンがあります。まず、生まれつき眉毛の量が多かったり、太くて濃い毛が生えていたりする体質の場合、特に毛質が硬めだと眉の存在感が強くなりやすい傾向にあります。

また、日頃のお手入れをあまりしていない場合、眉毛が自然なまま伸びてボリュームが出てしまうことも。さらに、自己処理で毛の長さが不揃いになったり、眉の輪郭が不自然な形になってしまったりすることで、整っていない印象を与えてしまうこともあります。

もともとの毛の長さにばらつきがある場合や、眉全体の輪郭のバランスが取りづらい場合も、眉が目立ちやすくなる要因のひとつです。ただし、これらは適切なケアやスタイリングで十分に整えることが可能です。

ゲジ眉の印象

一般的な印象として、眉毛が濃く太いまま整えられていない状態の眉は、ややラフで無造作な印象を与えることがあります。たとえば、眉まわりのケアが行き届いていない場合、「清潔感に欠ける」「どこか野暮ったく見える」といった印象につながることもあり、第一印象に影響を与える可能性も否定できません。

特に肌の色が明るい方は、眉の濃さが際立ちやすいため、丁寧に整えられていないと眉だけが目立ってしまい、全体のバランスが崩れて見えることがあります。また、眉が必要以上に太く見えると、顔全体が重たく感じられたり、やや圧迫感のある印象になることも。

とはいえ、これらはあくまで整え方のバランスによるものであり、眉の太さや濃さ自体が悪いわけではありません。 適度なお手入れやメイクによって、ナチュラルな魅力へと引き出すことが可能です。

ゲジ眉の整える方法

ゲジ眉を整える方法はいくつかあり、ご自身の眉毛の状態や理想の形、希望する持続期間などによって適した方法が異なります。ゲジ眉を整えるための代表的な方法をいくつかご紹介します。

1. 眉毛カットによる整え方

基本的な手順

まずは毛流れを整えることから始めましょう。毛コームを使い、眉毛が上向きに生えている場合は上へ、下向きに生えている場合は下へとかして毛の向きを揃えます。

次に、アイブロウペンシルで理想の眉のアウトラインを描きます。基本の目安としては、眉頭は小鼻の延長線上に垂直に引いた位置、眉尻は眉頭の下から水平に引いたラインの先、眉山は小鼻と黒目の外側を結んだラインの延長上にあると、バランスが良いとされています。

アウトラインからはみ出した長い毛は、眉用のハサミで少しずつカットして整えていきます。一度にカットしすぎると失敗のもとになるため、少しずつ確認しながら整えるのがポイントです。眉コームを上下どちらかから通し、コームから飛び出した毛を目安にカットしていきましょう。眉下の毛はラインと平行に、眉頭の毛はハサミをやや立ててカットすると自然に仕上がります。

眉全体の濃さを調整したい場合は、再度毛流れを整えながら、濃く見える部分の毛をほんの少しずつ間引くようにカットします。毛を短くしすぎると不自然になりやすいため、「密度を軽くする」イメージで行うとナチュラルな印象を保てます。

また、眉尻が眉頭より下がってしまうと重たい印象になることがあるため、眉尻の下側に生えている毛は丁寧に整えましょう。

注意点

  • 眉毛専用のハサミを使うようにしましょう。普通のハサミでは細かい調整が難しくなります。

  • どの作業も「少しずつ」が基本。大胆に切らず、様子を見ながら丁寧に進めてください。

  • 左右のバランスをこまめに確認しながら進めると、失敗しにくくなります。

  • 眉の上側の毛を切りすぎると形が大きく変わることがあるため要注意。ただし、眉山の角度を調整したい場合は、上側の毛を数本カットすることでニュアンスを整えることも可能です。

2. シェーバーによる整え方

基本的な手順

まずは、理想の眉の形に沿ってアウトラインをアイブロウペンシルで描きましょう。これをガイドにすることで、どこまで処理すればよいかが明確になります。

アウトラインからはみ出した不要な毛は、電気シェーバーで丁寧に剃ります。このとき、眉毛のまわりだけを処理すると境目が目立ち、色ムラのように見えてしまうこともあるため、額やこめかみのうぶ毛も一緒に整えると、より自然な仕上がりになります。

さらに、眉間の細かい毛も処理しておくと、清潔感がアップします。

眉毛が密集していて、もう少しボリュームを抑えたい場合は、眉毛用シェーバーに付属のコームを取り付けて、眉尻から眉頭に向かって優しくシェーバーを滑らせる方法も効果的です。

注意点

  • 剃りすぎると眉が必要以上に薄く見えてしまうことがあるので、様子を見ながら慎重に整えることが大切です。
  • アウトラインぎりぎりの毛を剃るときは、うっかり内側まで剃ってしまわないように注意しましょう。
  • シェーバーの刃は定期的に交換し、常に清潔な状態を保つことが大切です。
  • シェービングの前後には化粧水や保湿クリームで肌をしっかりケアして、乾燥や肌荒れを防ぎましょう。

3. 毛抜きによる整え方

基本的な手順

まずはアイブロウペンシルで理想の眉のアウトラインを描き、形のガイドを作ります。次に、ラインからはみ出している不要な毛を、毛抜きを使って1本ずつ丁寧に抜いていきましょう。毛流れに沿って抜くことで、痛みを軽減しながらスムーズに処理できます。

毛抜きを使えば、眉毛の濃い部分をピンポイントで調整したり、全体のボリュームを自然に抑えたりすることも可能です。特に太い眉を少し細くしたい場合は、一気に抜くのではなく、少しずつバランスを見ながら抜いていくことで、ナチュラルで整った仕上がりになります。

注意点

  • 無理に抜くと皮膚を傷つける可能性があるため、丁寧に抜きます。
  • 抜きすぎると毛が生えなくなる原因になることがあるため、注意が必要です。
  • 処理前に眉をホットタオルで温めたり、入浴後に行うと、皮膚への負担を軽減できます。
  • まぶた近くの毛は、抜かずにハサミやシェーバーで処理するようにしましょう。

4. メイクによるカバー

眉毛が濃くて目立ちやすい場合は、眉マスカラを使って毛の色を少しトーンダウンするのがおすすめです。髪色よりもやや明るめの色を選ぶことで、眉の印象がやわらぎ、全体の雰囲気がぐっと軽やかになります。使用する際は、まず毛流れに逆らうように塗ってから、最後に毛流れを整えるようにすると、ムラなく自然に仕上がります。

また、眉毛の太さが気になる場合には、アイブロウパウダーで輪郭をやわらかくぼかし、ふんわりとした質感に仕上げるのがポイントです。これにより、眉の主張をおさえつつ、ナチュラルな印象を保つことができます。

眉毛の濃さにばらつきがある場合は、アイブロウペンシルやパウダーを使って薄い部分を描き足し、スクリューブラシでなじませると自然なグラデーションが生まれます。特にグレー系のアイブロウペンシルは、肌に馴染みやすく、自然な仕上がりを目指す方におすすめです。

仕上げにおいては、「描くこと」よりも「整えること」に重点を置くのが大切です。もともとの眉毛の形や毛流れを活かしながら手を加えることで、よりナチュラルで洗練された印象を演出できます。

5. 眉毛サロンでの施術

眉毛の形に迷っている方や、自分で整えるのが難しいと感じている方には、プロのアイブロウスタイリストによる施術がおすすめです。骨格や顔全体のバランスに合わせて、自分に似合う理想的な眉の形を提案・デザインしてもらえるので、仕上がりに自信が持てるようになります。

施術内容は、眉毛カット・シェービング・ワックス脱毛・毛抜きなど、複数の方法を組み合わせて丁寧に整えてもらえるのが魅力です。特に初めて眉を整える方や、左右差をなくしたい方にとっては、安心して任せられる心強い選択肢です。

また、定期的にサロンでメンテナンスを受けることで、美しい眉の形を長くキープすることができます。施術の持続期間は一般的に2〜4週間程度とされており、こまめなケアで常に整った印象を保つことができます。

6. 眉毛アートメイク

眉の形を長期間キープしたい方に人気なのがアートメイクです。専用のニードルを使用して、皮膚の浅い層に色素を注入することで、理想的な眉の形を持続的に再現することができます。

アートメイクの大きなメリットは、汗や水で落ちないため、メイク直しの手間がぐっと減ること。スポーツや温泉、海などでも眉が消える心配がなく、日常生活が快適になります。

デザインの自由度も高く、もともとゲジ眉で自分の理想の形に整えるのが難しい場合でも、なりたいイメージに合わせた繊細な眉を作ることが可能です。

施術の前には丁寧なカウンセリングが行われ、骨格や顔立ち、肌質に合わせて最適な眉デザインを相談できるため、初めての方でも安心です。

ただし、施術後にはダウンタイム(数日〜1週間程度)があり、人によっては赤み・腫れ・かゆみ・軽い痛みなどの症状が出る場合があります。また、アートメイクは徐々に色素が薄くなるため、美しい状態を保つには定期的なリタッチ(メンテナンス)が必要です。

7. 歯間ブラシを使ったスタイリング

眉の毛並みが乱れていると感じる場合は、歯間ブラシやスクリューブラシなどで軽くとかすだけでも、顔全体の印象が整って見えることがあります。特に、眉の上下から毛を中央に向かって整えることで、眉に「芯」が生まれ、目元が引き締まりキリッとした印象を演出できます。

まとめ

ゲジ眉は「気になるパーツ」から「魅力を引き立てる武器」へ変えることができます。大切なのは、自分の眉の特徴を知って、上手に整えること。濃さや太さを活かすも、ナチュラルに抑えるも、あなた次第です。

眉毛が整うと、顔全体のバランスが良くなり、表情にも自然と自信が生まれます。
どんな眉も「ダメ」なものはありません。少しずつ、自分に合ったケアやメイクを見つけていくことが、一番の近道です。

今の眉に悩んでいる方も、これをきっかけに「自分らしい眉」との付き合い方を見つけてみてくださいね。

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