アートメイクに資格は必要?必要なスキルとなる方法を伝授します

結論からいうとアートメイクには資格が必要です。

このページではアートメイクに必要な資格や、スキル、施術者になる方法を具体的に紹介しています。

ぜひ最後までご覧ください。

アートメイクの資格について

アートメイクは医療行為です

アートメイク施術は、皮膚に針で色素を注入するため医療行為とみなされます。そのため、施術を行うには、医師免許が必要です。

医師の指示の下であれば、看護師准看護師も施術を行うことができます。

具体的には、医師がクリニックに常駐し、施術中に何かあった場合や、患者に肌トラブルが起きた場合などにいつでも対応できる体制であることが必要です。

医師が常駐していることの重要性

ここからは施術中に医師が常駐していることが、非常に重要な理由を3つ解説します。

合併症や緊急時の対応

アートメイクは針を用いて色素を皮膚に注入する施術であるため、施術中に痛み、腫れ、出血、アレルギー反応などの合併症が起こる可能性があります。

また、まれにですが、アナフィラキシーショックなどの緊急事態が発生する可能性も否定できません。

これらの状況において、医師は適切な医療処置を行うことができます。看護師も医師の指示があれば施術を行うことはできますが、医師が常駐していなければ、適切な処置が遅れてしまい、患者様の健康被害に繋がる可能性があります。

麻酔の管理

アートメイク施術では、痛みを軽減するために麻酔を使用することがあります。

麻酔は、適切に使用しなければ、副作用や合併症を引き起こす可能性があります。

医師は、麻酔に関する専門的な知識と技術を持っており、安全に麻酔を管理することができます。

法的要件

アートメイク施術は医療行為であるため、医師法により医師の監督下で行われなければなりません。

つまり、医師が常駐していることは、アートメイク施術を行うための法的要件の一つとなっています。

医師が常駐していないサロンでアートメイク施術を行うことは違法であり、罰せられる可能性があります。

アートメイク専門の資格は必要ない

ここまで説明をした通り、アートメイクは医療行為ですが専門の資格は存在しません

しかし、アートメイクスクールで技術を習得することで、就職活動の際に有利になります。スクール卒業時には、修了証明書(ディプロマ)が発行されるのが一般的です。

アートメイクスクールの中には、医療従事者以外も受講できるスクールもありますが、無資格者はアートメイクアーティストとしてクリニックに就職することはできません。

トラブルや失敗を避けるために必ずクリニックで施術を受けるようにしましょう。

アートメイクに必要なスキル

アートメイクアーティストとして働くには、お客様に安全で質の高い施術を提供するために、様々なスキルが必要とされます。

特に重要とされている6つをご紹介します。

コミュニケーション能力

アートメイクは、お客様の希望に合わせたデザインが基本です。

そのため、お客様の要望を丁寧に聞き取り、理解することが重要です。

また、施術内容やデザインについて、お客様に分かりやすく説明する能力も必要です。

ホスピタリティ

アートメイクは皮膚に針を刺す医療行為であるため、お客様は不安を感じていることがあります。

お客様の不安な気持ちを理解し、共感しながら、丁寧で思いやりのある対応をすることが大切です。

また、安心して施術を受けていただけるよう、施術前後のケアや注意点などを丁寧に説明することも重要です。

デザインセンス

アートメイクは、顔の印象を大きく左右する施術です。

そのため、お客様の骨格や顔立ち、雰囲気に合った美しいデザインを提案できるセンスが求められます。

施術部位(眉、アイライン、リップなど)によってデザインの仕方が異なるため、それぞれの部位に合わせたデザインの知識と技術が必要です。

アートメイクのデザインにも流行やトレンドがあるため、常に最新の情報収集を行い、センスを磨く努力をしましょう。

高い集中力と器用さ

アートメイクは、繊細な作業が求められる施術です。

そのため、細かい作業にも集中力を維持し、正確に施術を行うことができる器用さが求められます。

衛生管理

アートメイクは医療行為であるため、衛生管理は非常に重要です。

感染症のリスクを避けるため、徹底した衛生管理の知識と実践が必要です。

最新技術・トレンドの情報収集

アートメイクの技術やトレンドは常に進化しています。常に最新の情報収集を行い、新しい技術やデザインを習得していく意欲が必要です。

これらのスキルを身につけるためには、アートメイクスクールに通ったり、経験豊富なアートメイクアーティストの指導を受けたりすることが有効です。

 

アートメイクスクールを選ぶ上での注意点

アートメイクスクールを選ぶ際には、受講費用だけでなく、将来活躍できるアートメイクアーティストになれるよう、質の高いスクールを選ぶことが重要です。

スクール選びで失敗しないために、以下の点に注意しましょう。

カリキュラム

学びたい内容が含まれているか

自分のなりたいアートメイクアーティスト像を明確にし、それに必要な技術や知識を学べるカリキュラムかどうかを確認しましょう。

  • 眉、アイライン、リップなど、施術部位ごとのコースがあるか
  • 学びたい技法(パウダー眉、毛並み眉など)が含まれているか
  • 手彫り、マシンなど、使用したい施術方法を学べるか
  • カウンセリングやデザイン、衛生管理など、実践的な内容も含まれているか

オンラインと対面、どちらの受講形式が良いか

オンライン受講は自分のペースで学べるメリットがある一方、実践的な技術を習得するには対面での指導が不可欠です。

  • オンライン実習だけでは技術習得は難しい点に注意が必要です。
  • 自分のライフスタイルや学習スタイルに合った受講形式を選びましょう。

講師

  • 実績と指導力
     講師の実績は重要ですが、それだけでなく、受講生に分かりやすく教える指導力も重視しましょう。
  • スクールの無料体験レッスンに参加
    実際に講師の指導を受けて、教え方が自分に合っているか、雰囲気はどうかを確認しましょう。

講習スタイル

受講人数

マンツーマン、少人数制、クラス制など、スクールによって異なります。自分に合った学習環境を選びましょう。

  • マンツーマン
    集中して個別に指導を受けられます。
  • 少人数制
    他の受講生と交流しながら学べます。
  • クラス制
    多くの受講生と切磋琢磨できます。

スケジュール

自分のライフスタイルに合ったスケジュールで受講できるかを確認しましょう。

  • 講習時間固定
    決められた時間に受講する必要があります。
  • フリータイム制
    自分の都合に合わせて受講できます。

アフターサポート

就職支援

卒業後の就職活動をサポートしてくれるスクールを選びましょう。

  • 就職先の紹介
    アートメイククリニックとの繋がりがあり、就職先を紹介してくれるか。
  • 採用情報の提供
    アートメイク業界の求人情報を提供してくれるか。
  • 面接対策
    面接の練習やアドバイスをしてくれるか。
  • 施術に関する相談
    卒業後も施術に関する疑問や悩みに相談できる体制があるかを確認しましょう。

卒業生の進路

希望する働き方をしている卒業生が多いか

卒業生の進路は、スクールの質を判断する材料になります。

  • アートメイク専門クリニックに就職している卒業生が多いか
  • フリーランスとして活躍している卒業生が多いか

自分が希望する働き方をしている卒業生が多いスクールを選びましょう。

その他

費用

スクールによって受講費用は大きく異なります。

費用が安いスクールは、内容が充実していない可能性もあるので注意が必要です。

  • トータル費用
    受講費用だけでなく、教材費や実習費など、追加で費用が発生するかどうかを確認しましょう。
  • 分割払い
    費用が高額な場合、分割払いができるかを確認しましょう。
  • モデル実習
    モデル実習がある場合、自分でモデルを用意する必要があるスクールもあります。家族や友人に協力をお願いできるか事前に確認しておきましょう。

スクールの実績

開校からの年数、卒業生数、就職率などを参考に、実績のあるスクールを選びましょう。

スクールの評判

実際にスクールに通った人の口コミや評判を参考にしましょう。インターネット上の口コミサイトやSNSなどを活用しましょう。

アクセス

スクールに通いやすい場所にあるかを確認しましょう。

上記以外にも、スクールの見学や体験レッスンに参加して、スクールの雰囲気や講師の指導方法などを実際に確認することをおすすめします。

まとめ

アートメイクは医師が常駐するクリニックでしか施術を受けることが出来ません。

アートメイクアーティストになるための専門の資格はありませんが、様々なスキルが求められます。

自分に合ったアートメイクスクールを選び、夢のアートメイクアーティストを目指しましょう。

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