リップアートメイクのデメリットとは?注意点や失敗の対策を解説

リップアートは血色が良くなり明るく見えるなどメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。

このページではリップアートメイクのメリットやデメリット、後悔しないための注意点などご紹介します。

リップアートメイクとは

リップアートメイクとは、専用の針を使って唇の皮膚に微細な傷をつけ、そこにインク(色素)を注入することで、唇に色や形を付ける施術のことです

アートメイクは、医療行為であるため、医師免許もしくは看護師免許を持った施術者しか行うことができません。

リップアートメイクのデザインの種類

リップアートメイクのデザインは、主に以下の5つの種類があります。

これらのデザインは、お客様の肌の色やご希望に合わせて、色合いを自由自在にカスタマイズ可能です。 いつも使っているコスメと同じ色にしたい、すっぴんに自然に馴染んで、顔色が明るく見える色にしたいなど、好みのリップに仕上がるように色の配合を行います。

どのデザインがいいか迷っている場合は、カウンセリングで相談すれば、理想の唇のデザインを提案してもらえます。

フルリップ

唇全体に色素を注入するデザインです。唇全体に色味をプラスすることで、顔全体が明るくなる効果が期待できます。血色が悪い、唇の色素が薄いのが気になる方におすすめです。

リップライン

唇の輪郭に色素を注入することで、輪郭をはっきりさせるデザインです。輪郭を縁取るように色が残るため、より自然な仕上がりにしたい場合はフルリップやグラデーションリップがおすすめです。

グラデーションリップ

唇の内側にグラデーションのように色素を入れるデザインです。唇がふんわりした印象になり、唇の輪郭をくっきりさせ過ぎたくない人におすすめです。

部分的な修正

左右非対称の唇の形を、リップアートメイクで整えることも可能です。

しかし唇の範囲を大幅に超えたオーバーなリップは施術が難しいことが多いため事前にクリニックに相談しましょう。

リップアートメイクがおすすめな人

リップアートメイクは唇に関する様々な悩みを解消できる可能性があります。

さらに顔色が明るく見えたり、メイク時間を短縮できたり、すっぴんにも自信が持てたりするなど、明るく前向きな気持ちになれるかもしれません。

唇の色に関する悩み

  • 唇の色が薄い、またはくすんでいる
  • 血色が悪く、顔色が悪く見える
  • 唇にシミや色素沈着がある

唇の形に関する悩み

  • 唇の輪郭がぼやけている
  • 唇が薄い
  • 唇の形が左右非対称
  • 口角が下がっている

メイクに関する悩み

  • リップメイクが落ちやすい
  • リップメイクに時間がかかる
  • 口紅やティントで唇が荒れてしまう

その他

  • すっぴんに自信を持ちたい
  • 常にリップメイクをしている状態を保ちたい

 

唇アートメイクのメリットとデメリット

ここからはリップアートメイクのメリットとデメリットに関して解説します。

リップアートメイクは、メリットだけでなくデメリットも理解した上で、施術を受けるかどうかを判断することが大切です。信頼できるクリニックを選び、施術者と十分に相談し、納得した上で施術を受けるようにしましょう。

メリット

  • 常に美しい唇を保てる: アートメイクは、 食事や水、汗でも落ちない ため、常に美しい唇を保つことができます。
  • メイク時間の短縮: 毎日リップメイクをする必要がなくなり、 メイク時間の短縮 に繋がります。
  • 血色感がアップし、明るい印象に: 唇の色が薄く、血色が悪く見える悩みも、アートメイクで解消できます。 顔色が良く、健康的な印象 を与えることができます。
  • 理想の唇の形に近づける: 輪郭がぼやけている、左右非対称など、 唇の形に関する悩みも改善 することができます。

デメリット

  • 痛みや腫れ: 唇は皮膚が薄いため、施術中に 痛み を感じやすく、施術後には 腫れ が出ることもあります。 麻酔を使用するため痛みは軽減されますが、完全に無痛というわけではありません。
  • デザインの変更が難しい: アートメイクは 長期間持続 するため、デザインに飽きたり、変更したくなっても簡単には消すことができません。
  • 口唇ヘルペスのリスク: アートメイク施術によって、 口唇ヘルペス を発症するリスクがあります。 過去にヘルペスになったことがある人は、施術前に医師に相談しましょう。
  • 費用がかかる: アートメイクは保険適用外のため、比較的高額な費用がかかります。
  • MRI検査に影響する可能性: アートメイクに使用されるインクに金属成分が含まれているため、 MRI検査 の際に影響が出る可能性があります。 検査を受ける際は、アートメイクをしていることを医師に伝えましょう。

リップアートメイクの施術を受ける上での注意点

リップアートメイクは医療行為であり、施術を受ける際には以下の点に注意することが重要です。

  • 医療機関での施術: アートメイクは医療行為であるため、医師または医師の指示を受けた看護師によってのみ施術を行うことができます。 民間のサロンなどで行われている場合は違法となる可能性があり、トラブルに巻き込まれる可能性もありますので注意が必要です。
  • 施術者選び: 施術者の技術力によって仕上がりが大きく左右されるため、経験豊富で信頼できる施術者を選びましょう。 カウンセリング時に症例写真を見せてもらう、施術者の資格を確認する、などの方法で、信頼できる施術者かどうかを見極めることができます。
  • デザインや色の決定: アートメイクは一度施術すると簡単に消すことはできません。 そのため、施術前にしっかりとカウンセリングを行い、施術者と理想のデザインや色について十分に話し合い、納得した上で施術を受けることが重要です。
  • 口唇ヘルペス: アートメイク施術によって口唇ヘルペスを発症するリスクがあります。 過去に口唇ヘルペスになったことがある人は、施術前に医師に相談し、予防策を検討しましょう。
  • 費用: アートメイクは保険適用外のため、費用が高額になる場合があります。 施術を受ける前に、複数のクリニックで費用を比較検討することをおすすめします。

リップアートメイクを後悔しないためのポイント

リップアートメイクは、顔の印象を大きく左右する施術です。 失敗すると、修正が難しく、後悔してしまう可能性もあります。

リップアートメイクで失敗しないためには、以下のポイントを踏まえておくことが重要です。

1. 施術を受けるクリニック選び

リップアートメイクは医療行為であるため、医師または医師の指示を受けた看護師が施術を行う医療機関を選びましょう。 料金の安さだけで選んだり、エステサロンなど医療機関以外の場所で施術を受けたりするのは避けましょう。 医療機関であれば、万が一トラブルが発生した場合でも適切な対応を受けることができます。

信頼できるクリニックを選ぶために、以下の点を確認しましょう。

  • 施術者の経験や技術力:豊富な経験を持つ施術者であれば、理想の仕上がりに近づける可能性が高まります。 カウンセリング時に症例写真を見せてもらい、技術力やセンスを確認しましょう。 口コミや評判も参考になります。
  • カウンセリングの丁寧さ:希望のデザインや施術内容について、しっかりと説明してくれるクリニックを選びましょう。 自分の唇の状態や希望を丁寧にヒアリングし、それに合ったデザインや色を提案してくれる施術者を選びましょう。 不安や疑問点があれば、遠慮なく質問しましょう。
  • アフターフォロー体制:施術後のアフターケアやリタッチなど、アフターフォロー体制が充実しているクリニックを選びましょう。

2. 施術前の準備

  • 理想の唇のイメージを明確にする:施術前に、どのような色や形にしたいのか、具体的にイメージしておきましょう。 雑誌の切り抜きや写真など、参考になるものがあれば持参しましょう。 なりたいイメージを施術者に伝えることで、イメージのずれを防ぎ、満足のいく仕上がりに近づけることができます。
  • 体調を整えておく:体調が悪い場合は、施術を延期しましょう。 特に、口唇ヘルペスの既往がある場合は、施術前に医師に相談しましょう。
  • スケジュール調整:リップアートメイクの施術後には、ダウンタイムがあります。 腫れや赤み、皮剥けなどが起こる可能性があるため、大切な予定がある場合は、施術日を調整しましょう。 また、施術前後は、特定の活動や美容医療を控える必要があります。

3. 施術中の注意点

  • 施術者とコミュニケーションをとる:施術中にも、痛みや違和感があれば、我慢せずに施術者に伝えましょう。 施術者は、患者の状態に合わせて施術を進めてくれます。
  • 無理なデザインを避ける:過度なオーバーリップや、極端に濃い色は、不自然な仕上がりになる可能性があります。 自然な仕上がりを意識し、施術者と相談しながらデザインを決めましょう。

4. 施術後のアフターケア

  • クリニックの指示に従ってアフターケアを行う:施術後は、クリニックから指示されたアフターケアをきちんと行うことが、色素の定着やトラブル防止のために重要です。 保湿をしっかり行い、唇を乾燥から守りましょう。 紫外線対策も重要です。 また、刺激物や傷口に触れる行為は避けましょう。
  • 定期的なリタッチ:リップアートメイクは、時間の経過とともに色が薄くなってきます。 綺麗な状態を保つためには、定期的にリタッチ(メンテナンス)を受けるようにしましょう。 リタッチの時期は、クリニックの指示に従いましょう。

5. その他

  • 流行のデザインに左右されない:流行のデザインは数年後には古くなってしまう可能性があります。 数年後も後悔しないよう、定番のデザインを選ぶことをおすすめします。
  • 自分の唇の色や形に合ったデザインを選ぶ:肌の色や唇の形、顔全体のバランスなどを考慮し、自分に似合うデザインを選びましょう。
  • 価格だけで判断しない:安価なクリニックは、技術力や安全性が低い場合もあります。 価格だけでなく、クリニックの評判や施術者の経験などを総合的に判断しましょう。

リップアートメイク施術の流れ

最後にリップアートメイクの一般的な施術の流れをご紹介します。

流れを事前に知っていれば、焦ることなく落ち着いて施術受けられますよ。

1. 医師の診察

施術を受ける前に、医師による診察が行われます。 唇の状態などを診察し、施術が可能かどうかを判断します。 施術に関する不安や疑問点があれば、この際に医師に相談しましょう。

2. アートメイク担当者によるカウンセリング

医師の診察後、アートメイクを担当する看護師などとのカウンセリングが行われます。

  • デザインの相談: 理想の唇の形や色、施術方法などについて相談します。 カウンセリングでは、言葉だけでなく、理想の仕上がりの写真を見せることで、施術者にイメージをより明確に伝えることができます。
  • 施術の説明: 施術内容、リスク、アフターケアなどについて説明を受けます。
  • 色味の最終確認: 施術に使用する色味を最終確認します。

3. デザイン決め

施術者と相談しながら、唇のデザインを決めていきます。

4. 麻酔

唇は皮膚が薄く、痛みを感じやすい部位なので、麻酔クリームを塗布します。 施術中の痛みを軽減するために、麻酔の量を増やすことも可能です。

5. 施術

麻酔が効いた後、専用の針を使って色素を注入していきます。 施術時間は約2時間以内が目安です。

6. 仕上がりの確認

施術後、鏡で仕上がりを確認します。

7. アフターケアの説明

施術後の注意点やアフターケアの方法について説明を受けます。

8. 施術後の経過観察・リタッチ

施術後、色素が定着するまでには時間がかかります。

また、1回の施術では色が定着しにくい場合があり、理想の色にするためには、2回以上の施術が必要となることがあります。 2回目の施術は、1回目の施術から1ヶ月程度の間隔を空けて行うのが一般的です。

施術後は、クリニックの指示に従ってアフターケアを行い、経過を観察しましょう。

まとめ

リップアートメイクは、メリットだけでなくデメリットも理解した上で、施術を受けるかどうかを判断することが大切です。

クリニック選び、施術前の準備、アフターケアなど注意することでリップアートの失敗を防ぐことができます。