アートメイクの後にはダウンタイムがあり適切なアフターケアが必要です。
24時間は濡らしてはいけないというのが鉄則ですが、万が一濡れてしまったらどうしたら良いのでしょうか。
このページでは濡れてしまった時の対処法や濡らさない方法、ダウンタイムの過ごし方がわかります。
アートメイクを濡らしてしまった場合の対処法
アートメイク施術後、施術部位を濡らしてしまった場合は焦らずに適切な対処をすることが大切です。
- 優しく水分を拭き取る: 施術部位を濡らしてしまった場合は、清潔なタオルやティッシュで優しく押さえるように水分を拭き取りましょう。ゴシゴシこすったり、強く拭いたりすると、色素が落ちたり、肌を傷つけたりする可能性があるので注意が必要です。
- 乾燥を確認する: 水分を拭き取った後、施術部位がしっかりと乾いていることを確認しましょう。
- 保湿剤を塗布する: 施術部位が乾いたら、クリニックから処方された保湿剤やワセリンを塗布して保護しましょう。保湿剤は、乾燥を防ぐだけでなく、外部からの刺激から肌を守る役割も果たします。
- クリニックに相談する: 施術部位を濡らしてしまった後、気になる症状がある場合は、施術を受けたクリニックに相談することをおすすめします。
上記は一般的な対処法であり、施術部位や経過時間、症状によって適切な対応が異なる場合があります。心配な場合は、自己判断せずに、必ず施術を受けたクリニックに相談しましょう。
アートメイクを濡らさない方法
アートメイクを濡らさないようにするにはいくつかのコツがあります。施術部位別に具体的な方法を説明します。
1. 眉毛
ワセリンを塗布することで濡れるのを防ぐことができます。ワセリンは手で塗らず綿棒などで薄く伸ばすように塗るのがおすすめです。
それでも心配な方はワセリンの上からラップなどで保護するとさらに安心ですよ。
2. アイライン
施術当日は、目周りの洗顔はシートタイプの洗顔料での拭き取り洗顔がおすすめです。
目元以外のメイクをしている場合は、施術部位を濡らさないようにクレンジングを行い、その後、低刺激の洗顔料で目元を濡らさないように泡洗顔します。洗顔後は、目元を避けて清潔なタオルで優しく押さえるように水気を拭き取りましょう。
3. リップ
4. ヘアライン
洗顔、洗髪ともに控え、拭き取りシートなどで優しく拭き取ってください。
クリニックで軟膏やワセリンを処方された場合は、塗布して保護してから洗顔、洗髪するのも有効です。 ワセリンには撥水作用があるので、水から施術部位を保護するのに役立ちます。
アートメイクのダウンタイム中の過ごし方
アートメイク施術後のダウンタイム期間中は、施術部位を濡らさないこと以外にも注意したいポイントがあります。
ダウンタイム中の過ごし方を一つずつ詳しく解説していきます。
1. 施術部位を濡らさない
先ほども解説したとおり、施術直後は施術部位に水がかからないように注意することが重要です。
施術部位を濡らすと、色素が流れ出てしまい、定着が悪くなる可能性があります。
特に施術当日は、洗顔や洗髪は控え、施術部位を絶対に濡らさないようにしましょう。
施術翌日以降は、施術部位を水洗いできる場合もありますが、クリニックの指示に従い、ゴシゴシ洗ったり、熱いお湯をかけたりするのは避けましょう。
2. 施術部位を清潔に保つ
施術部位は傷口になっているため、清潔に保つことが重要です。
しかし、強くこすったり、刺激を与えたりするのは避け、清潔なタオルで優しく水気を拭き取るか、綿棒を使って清潔に保ちましょう。
3. 保湿をしっかり行う
施術後は肌が乾燥しやすいため、保湿をしっかり行うことが大切です。
クリニックで処方された保湿剤やワセリンを、施術部位に優しく塗布しましょう。
市販の保湿剤やワセリンは、成分が異なる場合があり、肌トラブルを引き起こす可能性があるので、使用する場合はクリニックに相談すると安心です。
4. 施術部位を摩擦しない
施術部位を摩擦すると、色素が定着しにくくなるだけでなく、肌トラブルの原因にもなります。
タオルでゴシゴシ拭いたり、強くこすったりするのは避け、衣類や髪などが触れて刺激を与えないように注意しましょう。
かさぶたができても、無理に剥がさずに、自然に剥がれるのを待ちましょう。
5. 紫外線対策をする
紫外線は、色素の変色や退色の原因になるだけでなく、肌の代謝を早めてしまうため、施術部位に悪影響を及ぼします。
ダウンタイム中は、日焼け止めを施術部位に直接塗ることはできませんが、帽子や日傘などを活用して、紫外線から施術部位を守りましょう。
6. 代謝を上げる行動を控える
飲酒、激しい運動、長時間の入浴、サウナなどは、代謝を上げて血行を促進するため、色素の定着を悪くしたり、施術部位の腫れや赤みを引き起こす可能性があります。
ダウンタイム中は、これらの行動を控えるようにしましょう。
7. メイクは控える
施術部位へのメイクは、色素の定着を妨げたり、肌トラブルを引き起こす可能性があるため、ダウンタイム中は避けましょう。
施術部位以外へのメイクは可能ですが、施術部位に化粧品が付着しないように注意してください。
8. その他
- 施術部位にかゆみを感じても、掻きむしらないようにしましょう。 かゆみを感じる場合は、冷やすか、クリニックで処方された薬を塗布してください。
- クリニックで処方された薬は、指示通りに正しく使用しましょう。
- 施術部位に違和感や異常を感じたら、すぐにクリニックに連絡しましょう。
アートメイクのダウンタイムの長さは、施術部位や施術方法、個人の体質によって異なりますが、一般的には1週間程度と言われています。
ダウンタイム中は、上記の注意点を守り、施術部位をしっかりとケアすることで、アートメイクの色素が定着しやすくなり、美しい仕上がりを長持ちさせることができます。
アートメイクのアフターケアを正しく行うメリット
ここまでで濡らさないことの重要性やダウンタウイム中の過ごし方を解説しました。
では、アートメイクのアフターケアを正しく行うことでどのようなメリットがあるのでしょうか。
色素の定着促進
アートメイクは、針で皮膚に微細な傷をつけ、色素を注入する施術です。
施術直後は色素がまだ肌に定着しておらず、外部からの刺激や摩擦によって色素が抜け落ちてしまう可能性があります。
正しいアフターケアを行うことで、色素を肌にしっかりと定着させ、アートメイクを長持ちさせることができます。
また、施術部位のかさぶたを無理に剥がさないようにすることも重要です。
感染症予防
アートメイク施術直後の皮膚は、傷口から細菌が侵入しやすく、感染症のリスクが高い状態です。
正しいアフターケアを行うことで、傷口を清潔に保ち、感染症を予防することができます。
具体的には、クリニックから処方された軟膏を塗布したり、患部を清潔に保つために、指示された方法で洗顔したりすることが重要です。
肌トラブルの軽減
アートメイク施術後は、赤みやかゆみ、腫れなどの肌トラブルが起こりやすくなっています。
正しいアフターケアを行うことで、これらの肌トラブルを軽減し、ダウンタイムをスムーズに過ごすことができます。
例えば、保湿剤を塗布することで、乾燥やかゆみを抑えることができます。
また、患部を冷やすことで、腫れや赤みを鎮静化させる効果も期待できます。
仕上がりの向上
アートメイクは、施術直後よりも、時間が経つにつれて色が落ち着き、自然な仕上がりになります。
正しいアフターケアを行うことで、色むらができたり、色が薄くなりすぎたりするのを防ぎ、美しい仕上がりを長持ちさせることができます。
具体的には、紫外線対策や、代謝を上げる行為を控えることなどが重要です。
アートメイクのアフターケアは、施術の結果に大きく影響します。
まとめ
アートメイクの施術後に、万が一濡らしてしまった場合は清潔なティッシュやタオルなどで抑えるように拭き、完全に乾いてから軟膏などを塗るようにしましょう。
指示された方法をしっかりと守り、施術部位を適切にケアすることで、理想的な仕上がりを実現し、アートメイクを長く楽しむことができるでしょう。