アートメイクの施術後、稀ですがかさぶたができない場合があります。
かさぶたができないからといって、施術が失敗したわけではないので焦る必要はありません。
このページではかさぶたができない理由や、かさぶたの役割、無理に剥がしてはいけない理由を解説します。
まだらになった場合についても触れていますのでぜひご覧ください。
アートメイク後にかさぶたができないケース
アートメイク後にかさぶたができない場合、体質や施術部位、施術者の技術など、さまざまな要因が考えられます。
- 体質:元々かさぶたができにくい体質の方がいます。 傷の治りが早く、体液があまり出ない体質の方は、かさぶたになりにくい傾向があります。
- 施術部位:アイラインアートメイクは、眉やリップに比べてかさぶたができにくいと言われています。 これは、アイラインの施術部位が、他の部位に比べて皮膚が薄く、乾燥しやすいためです。
- 技法の種類:アートメイクには様々な技法があります。技法によってタッチの回数や針の種類などが異なるためかさぶたができない場合があります。
- 適切なアフターケア:アートメイク後の保湿ケアを適切に行うことで、かさぶたの発生を抑えることができます。 施術部位を清潔に保ち、ワセリンなどで保湿することで、皮膚の乾燥を防ぎ、かさぶたができにくくなります。
かさぶたができなくても、色素が定着していれば問題ありません。
ただアートメイクは通常2〜3回かけて色味やデザインを調整していくため、1回目で必ずしも色素が定着するわけではないことを理解しておきましょう。
施術部位別のかさぶたが剥がれる目安
アートメイク施術後の部位別、かさぶたが剥がれ落ちるまでの期間の目安は下記の通りです。
- 眉:1週間~10日。眉毛は手法や体質によって差が大きく、かさぶたが目立つ場合と目立たない場合があります。
- アイライン:4日~1週間。中には、かさぶたができないままダウンタイムが終了する人もいます。
- リップ:1日~10日。唇はターンオーバーが早い部位のため、施術翌日には皮がむけ始める人もいるようです。かさぶたというよりは皮向けが目立つのが特徴です。
かさぶたがまだらにできた場合
アートメイク施術後、かさぶたがまだらにできるのは、それがかさぶたの自然な特性だからです。 かさぶたは傷口から出てきた体液が固まってできたものであり、その形状や色は均一ではありません。
かさぶたがまだらに見えても、アートメイク自体に問題はないので安心してください。 しかし、血が混ざったかさぶたや、1週間以上経っても剥がれない分厚いかさぶたは、施術箇所の傷が深い可能性があるので、施術を受けたクリニックに相談しましょう。
また、かさぶたが剥がれ落ちた後、一時的に色むらが残ることもありますが、これは時間の経過とともに肌に色が馴染んでいくため、心配する必要はありません。
アートメイク後のかさぶたは、傷口を保護し、色素を定着させるために重要な役割を果たしています。 無理に剥がすと、色素が薄くなったり、傷跡が残ったり、感染症のリスクが高まるため、自然に剥がれるまで待ちましょう。
かさぶたが気になる場合は、ワセリンなどで保湿したり、保冷剤で冷やすなどして、かゆみを抑えるようにしましょう。 また、清潔な状態を保ち、触ったり掻いたりしないようにすることも大切です。
アートメイク後のかさぶたの役割と、剥がしてはいけない理由
アートメイク後のかさぶたは、アートメイクを綺麗に仕上げるために重要な役割を果たしています。
無理に剥がさず、自然に剥がれ落ちるのを待ち、適切なアフターケアを行うことで、理想的なアートメイクを実現できるでしょう。
かさぶたの役割
- 傷口の保護:外部の刺激や細菌から傷口を守り、感染を防ぎます。
- 傷口の修復促進:かさぶたの形成は、傷口の治癒過程の一部であり、修復を早めます。
- 色素定着の促進:定着前の色素を皮膚に留めやすくし、アートメイクが綺麗に仕上がるのを助けます。
無理に剥がしてはいけない理由
- 色素が薄くなる:かさぶたと一緒に色素が剥がれ落ち、アートメイクが薄くなってしまう可能性があります。
- 傷跡が残る:無理に剥がすことで傷口が広がり、傷跡が残ってしまうことがあります。
- 感染症のリスク:傷口が開くことで、細菌が侵入しやすくなり、感染症を引き起こす可能性があります。
- 治癒の遅延:傷口を再び保護するために、新たなかさぶたが形成される必要があり、治癒が遅れてしまいます。
- 出血:かさぶたを無理に剥がすと出血し、色素が流れ出てしまう可能性があります。
アートメイクのアフターケア
アートメイク施術後、美しい仕上がりを長持ちさせるためには、適切なアフターケアが欠かせません。
施術部位はデリケートな状態になっているため、丁寧なケアを心がけましょう。
アートメイク後のかさぶたについて
施術後、傷口を保護し、色素を定着させるために、かさぶたができます。 かさぶたは、傷口の保護、傷口の修復促進、色素定着の促進 という重要な役割を果たします。
- 無理に剥がすと、色素が薄くなったり、傷跡が残ったり、感染症のリスクが高まります。
- 自然に剥がれ落ちるまで待ち、約1週間から10日 が目安です。
- 部位によって、かさぶたの見た目や剥がれるまでの期間が異なります。 例えば、眉は目立ちにくく、リップは皮剥けのような状態になります。
- 中には、かさぶたができない人もいますが、問題ありません。
かさぶたができた時の対処法
- 保湿:乾燥すると、かゆみが強くなり、かさぶたを剥がしたくなる衝動に駆られます。クリニックで処方されたワセリンや軟膏を、清潔な綿棒で優しく塗布し、保湿しましょう。
- 冷却:かゆみが気になる場合は、保冷剤を清潔なガーゼやタオルで包んで冷やすと、和らぎます。
- 触らない、掻かない:かさぶたを触ったり、掻いたりすることは避け、清潔に保ちましょう。
アートメイク後の注意点
- 施術部位を濡らさない:施術後、最低3日、できれば1週間は患部を濡らさないようにしましょう。 水分が施術箇所に入ると、雑菌が発生するリスクや、色素が流れ出てしまう可能性があります。 入浴はシャワーのみで済ませ、洗顔も施術部位を避けて優しく行いましょう。
- メイクは控える:アートメイク後、かさぶたが剥がれ落ちるまでは、施術部位へのメイクは控えましょう。 特に、眉やアイラインは、刺激を与えやすいため注意が必要です。 リップは、辛い食べ物や熱い飲み物を避け、ストローを使うと良いでしょう。
- 紫外線対策:紫外線は、アートメイクの色素を退色させる可能性があります。外出時は、帽子や日傘などを活用して、紫外線から施術部位を守りましょう。
- 激しい運動やサウナ、飲酒は控える:施術後1週間程度は、激しい運動やサウナ、飲酒は控えましょう。 これらは血行を促進し、腫れや出血、色素の定着不良を引き起こす可能性があります。
- つけまつげやまつ毛エクステは控える:アイラインアートメイク後、10~14日は、つけまつげやまつげエクステの使用を控えましょう。 まぶたへの負担が大きくなり、アートメイクの経過を遅らせる可能性があります。
施術後の経過
施術部位や個人差によって異なりますが、一般的には以下の様な経過をたどります。
- 施術直後: 施術部位に赤みや腫れ、痛みを感じることがあります。
- 2~3日後: 腫れや痛みが落ち着き始め、かさぶたができ始めます。
- 4~7日後: かさぶたが剥がれ始めます。 無理に剥がさず、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
- 7日以降: かさぶたが完全に剥がれ落ち、肌に色が馴染んできます。 1回目よりも2回目以降の方が、色素が定着しやすいため、理想の色味に近づきます。
まとめ
アートメイクの施術後、かさぶたができたりまだらになったりしてもすぐに焦る必要はありません。
アートメイクの経過は体質や施術部位によって個人差があり、通常2〜3回施術を繰り返して完成させるからです。
かさぶたが出来た場合は無理に剥がさず清潔を保つことを心がけましょう。