アートメイクには、どんなデザインがあって、どのデザインが自分に似合うのかわからないという方は多いと思います。失敗もしたくないし、どうやって決めたらいいの?とお悩みの方へ、人気の施術の眉、リップ、アイラインのデザインの紹介と、似合うデザインを選ぶコツを解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
眉アートメイク
デザイン
眉アートメイクの形は大きく分けて、平行眉・アーチ眉・直線眉・上がり眉・下がり眉の5つがあります。それぞれの特徴について紹介していきます。
平行眉
平行眉は眉頭から眉山までは一定の太さで角度をつけず床と平行であり、眉尻のみ緩やかな角度を付ける直線的なラインが特徴のデザインです。
自然なデザインで人気が高く、若々しいや穏やかな印象を与えます。
アーチ眉
アーチ眉は眉頭から眉山まで角度を付けて上向きに上がり、眉山から眉尻に向かって下がっていくアーチ状のデザインです。
アーチを緩やかにすることで、自然な優しい印象になりますし、しっかりとアーチに角度をつけると、華やかではっきりとした印象になります。
直線眉
眉頭から眉尻まで平行に一直線で、平行眉とは異なり眉尻にも角度はつけないデザインです。
男性に人気のデザインで、クールで知的な印象を与えてくれます。
上がり眉
上がり眉は眉頭から眉尻まで上向きに角度をつけ、眉尻の終わりが眉頭よりも上にあるデザインです。
直線眉と同様のクールな印象に加え、女性もかっこいい印象になります。しかし、角度をつけすぎてしまうと、強面な印象になってしまうので、気を付けましょう。
下がり眉
下がり眉は、眉尻の終わりが眉頭よりも下の位置にあるデザインです。
控えめな印象になりますが、希望して下がり眉にされる方は少ないです。
カラー
アートメイクのインクは主に8色あります。1色のみで施術をすることは少なく、複数の色を混ぜ合わせて色素を注入していきます。発色には個人差がありますが、それぞれどのような特徴があるのかを紹介していきます。
BROWN1
明るめの色味で、金髪の方や明るめのカラーをしている方にマッチするカラーです。
BROWN2
暗めの茶色で、黒髪の方や暗めのブラウンの髪色の方に合うカラーです。単色で色素を注入した場合、グレーっぽい定着になりますが、YELLOWを混ぜると少し明るい発色になります。
BROWN3
黒に近いブラウンのインクで、定着は黒っぽくなります。男性への施術で使用することが多いです。
GOLDEN BROWN
ブラウンのインクの中で1番明るく、髪色が明るい方にマッチします。
FOX
赤みが強めのブラウンです。髪色も赤みがある方にマッチします。赤の濃度が高いので、定着は赤みの強いブラウンになります。赤みをあまり出したくない方は、濃度を薄くするか、別の色を選択した方が良いでしょう。
YELLOW
1色で使用することは少なく、ほかのインクと混ぜて使用することが多いです。すでにグレーっぽく定着した場合、この色を注入することで、明るさを出すことができます。
RED
YELLOWと混ぜて使用することが多いです。定着した色が、グレーにしたくない方には、最後のパックの際に使用することもあります。
BLACK
1色で使用することはほとんどありません。YELLOWと混ぜてオリーブ色にして、使用することもあります。
施術方法
アートメイクには施術の方法が2つあり、仕上がりは3種類に分けられます。それぞれの特徴を紹介していきます。
2D(パウダー)
マシンを使用し、皮膚に色素を入れていく方法で、アイブロウパウダーを塗ったような仕上がりになります。
従来は、塗りつぶしたような仕上がりになるイメージが強くありましたが、最近では、マシンの性能の向上により自然なグラデーションをかけるようになりました。
3D(毛並み)
専用の細い針を使用し、施術者が手動で眉毛1本1本をを描いていく方法です。毛並みは人によって違うので、それぞれに合わせて施術者が描いていきます。
1本1本描いていくので、眉毛が生えているかのような自然な仕上がりになります。
4D(パウダー×毛並み)
2Dと3Dの施術方法を組み合わせて行う方法です。
しっかりメイクした感もありつつ、自然な毛並みもある2D、3Dの良さをどちらも取り入れた仕上がりになります。
選ぶコツ
デザインや施術方法がどのようなものがあるかは分かったが、実際、どうやって選べば良いのか、選ぶコツをお伝えしていきます。
①自身に合っているか
理想のデザインを実現したいと思い、アートメイクをされる方が多いはずです。しかし、理想と自身の骨格や顔立ち、肌の色など加味して似合うデザインが合っていないと、失敗につながってしまうかもしれません。
何が自身に合っているかわからないという方もいるでしょう。アートメイクのデザインは、施術者と相談しながら決めていくことも可能です。
アートメイクの施術前には必ず、下書きを行い、施術後のイメージを確認することができます。まずは、骨格に合わせた黄金比で、デザインをしてもらえますし、もしそれがイメージと違った場合は修正しながら一緒に理想の形を見つけていきましょう。
使用するインクを選ぶ際にも、理想のイメージからインクを選んでいきながら、似合う色を探していきます。髪色に合わせたり、ナチュラルな仕上がりになるようにしたり、様々です。髪色に合わせる場合は、ヘアカラーのタイミングはアートメイクのメンテナンスとの間隔とは違うので、そこも含めて検討し、判断するようにしましょう。
また、BLACKやBROWN3を使用する際は、メイクした際に、色味が浮いてしまわないよう注意が必要です。
②時間が経過した際のデザインを想像する
アートメイクは、1度入れると除去をしない限り、すぐに消すことはできません。施術後、1~3年程度は同じデザインになることを考慮して、デザインを決めましょう。
眉の形は、流行もありますし、ずっと同じ形で飽きがくる可能性もあります。流行や心の移り変わりに対応できるよう、濃くしすぎたり、太くしすぎたりしないことをおすすめします。
また、色味は基本的には施術時の色を保つことができますが、肌のターンオーバーや外部からの刺激(主に日焼け)などにより、変色してしまう可能性もあります。変色する場合、どの色素を注入しているかによって変わりますが、グレーっぽくなったり、赤っぽくなったりすることが多いです。
変色しないために、アートメイク後は、紫外線になるべく当たらないような日焼け対策、保湿をしっかりと行いましょう。
もし、施術後、時間が経過して退色が進んできて、デザインを変更したい場合は、大幅な変更は除去が必要になることもありますが、メンテナンス時に変更できる可能性もあります。メンテナンス時のデザイン変更は、予約時にクリニックへ相談してみて下さい。
③与えたい印象
眉毛は顔の印象を決める大切なパーツです。眉のデザイン次第で与えられる印象は大きく変えられるかもしれません。
自身が周りからどのような印象を持たれたいかも、デザインの決定時に考えてみてはいかがでしょうか。
リップアートメイク
デザイン
リップアートメイクの形は、5つあります。それぞれの特徴を紹介していきます。
フルリップ
リップラインを含む唇全体が同じ色になる定番のデザインです。
唇のくすみをなくしたい方や血色感を出したい方に人気です。
リップライン
唇の輪郭のリップラインにのみアートメイクをするデザインです。
リップラインのみのくすみが気になる方におすすめですが、メイクオフ時には、リップラインのみが目立ってしまう可能性があります。メイクオフ時が気になる方は、フルリップやグラデーションリップと併せて施術がおすすめです。
グラデーションリップ
唇の外側から内側にかけて薄くなっていくようにグラデーションをかけるデザインです。
唇に立体感を出したい方におすすめです。
シャドウリップ
グラデーションリップとは逆に、内側から外側にかけて薄くなるようグラデーションをかけるデザインです。
メイクオフ時も自然で、こちらも立体感が出て、ぷっくりとした唇に見せたい方におすすめです。
オーバーリップ
元のリップラインより少しはみ出して、色素を入れていくデザインです。
唇にボリュームを出したい方や唇全体のバランスを整えたい方の希望が多いです。オーバーリップは特にメイクオフ時に不自然に見えてしまうことから、おすすめしているクリニックは少ないです。
また、トゥルーデザインクリニックでは、オーバーリップの施術は行っておりません。
カラー
リップアートメイクは、主に赤系・ピンク系・オレンジ系・ヌーディー系の4種類です。眉アートメイク同様、1色での使用は少なく、複数の色を混ぜて色素を注入していきます。それぞれの特徴を紹介していきます。
赤系
メイクをした際になじむのが赤系です。濃く色素を入れすぎてしまうとメイクオフ時は、不自然になってしまう可能性があるので注意しましょう。
ピンク系
ピンク系は人気の色です。メイク時もメイクオフ時も自然な仕上がりになります。
元々くすみのある方は、色が定着してからもくすむ可能性もあるので、くすみを取りたい場合は、オレンジ系やの色を先に注入するなど、きれいなピンクの発色にするために、施術者と相談してみましょう。
オレンジ系
くすみを飛ばすために使用することがあります。ピンクを混ぜることで、コーラル系の発色になります。
ヌーディー系
リップアートメイクの色素の中で最も肌色に近い色です。普段使用するリップクリームが赤系やピンク系など様々な色を使用していて、あまり色味を出したくない方におすすめです。
選ぶコツ
リップアートメイクと言われて、ほとんどの方はフルリップをイメージするはずです。そのため、リップアートメイクの「選ぶコツ」は主にカラーに焦点を当てて、お伝えしていきます。
①自身に合っているか
最近では、パーソナルカラー診断が流行し、自身のパーソナルカラーを把握している方も多いでしょう。リップアートメイクのカラーもパーソナルカラーに基づき選んだ方が、肌に馴染み、違和感はなくなります。イエローベースの方は、オレンジ系やコーラル系、ブルーベースの方は、ピンク系や赤系が似合うと言われています。できるだけメイクオフ時に不自然にならないカラーを選択しましょう。
パーソナルカラーがわからないという方は、普段使用している口紅のカラーを施術者へ伝えてみることをおすすめします。
赤系のカラーを入れる場合は、唇の赤だけが目立ってしまわないように気を付けましょう。
②リップアートメイクをする目的は何か
唇のくすみが気になるからリップアートメイクをしたいという方もいるはずです。その場合は、オレンジ系やコーラル系、赤系の色を選択すると、血色が良く見えるようになるでしょう。実際の定着はピンク系にしたいという方は、1度上記のカラーを入れてから、希望のカラーを入れるときれいに発色する場合もあるので、カウンセリング時に施術者へ相談してみてください。
アイラインアートメイク
デザイン
アイラインアートメイクのデザインは4種類あります。組み合わせてデザインもできるところがほかの施術部位との違いになります。上まぶたはもちろん、下まぶたにもアートメイクを行うことも可能です。
しかし、アイラインアートメイクは眼球が近く、目を傷つけないために、デザインによっては施術を行っていないクリニックもあるので、予約前に確認しておきましょう。
アウトライン
アイラインアートメイクをまつ毛よりも外側に行うデザインです。
目を閉じた際にもアイラインが見えるデザインで、しっかり目を囲ったような仕上がりで目を大きく見せることができます。
メイク時は馴染みますが、メイクオフした際は、少し目立ってしまう可能性があります。
ナチュラルライン
まつ毛とまつ毛の間を埋めるようにアートメイクを行う定番のデザインです。アイラインアートメイクと言えば、このデザインを想像される方が多いでしょう。
ナチュラルラインといわれるように、自然な仕上がりで、目を大きく見せることができます。
インライン
まつ毛より内側の粘膜に色素を注入するデザインです。気になる隙間の粘膜の部分に色素を注入していくので、より目を大きく見せることができます。
テール
目尻よりはみ出してアートメイクを行うデザインです。テールのデザインは、短めに自然な仕上がりとなるものや、跳ね上げるものなどがあります。
カラー
アイラインアートメイクに使用されるカラーは基本的に2色です。
黒
アイラインアートメイクで人気のカラーは、黒です。まつ毛の色とも馴染みが良いため、自然に仕上がります。
茶色
近年では、茶色をアイラインアートメイクにも使用するクリニックも出てきています。黒のようにはっきりとラインが入りづらいため、影があるような仕上がりになります。
選ぶコツ
①メイクオフ時に不自然にならないか
メイクの時短にも役立つアートメイクで、メイク後を想像してアートメイクを考えている方も少なくないでしょう。メイクをせずに外に出ることがなかったり、抵抗がなかったりする方は、メイクをする際に少しでも楽になるので、メイクをしていないときの想定は必要ないでしょう。
しかし、メイクをしていないときにも不自然になりたくない方やナチュラルメイクの方は、濃くしすぎたり、太くしすぎたりしてしまうと、目立ってしまう可能性があります。特にテールやアウトラインを考えている方は、施術者と相談して決めましょう。
カラーは、自然な仕上がりで目の存在を強調したい場合は黒を選ぶと良いでしょう。
②時間が経過した際のデザインを想像する
流行のメイクが移り変わっていく中で、飽きてしまったり、流行に合わせてデザインしたために違うデザインにしたらよかったと後悔したりしないデザインを選ぶようにしましょう。特にテールを入れる場合は、流行もありますし、加齢に伴い目元の皮膚が下がってきてしまい、デザインが崩れてしまう可能性があります。施術をした際はきれいな仕上がりでも、崩れる可能性があるということを意識してデザインを選択しましょう。
③リスクを考慮する
アイラインアートメイクは眼球が近いこともあり、リスクを伴う可能性があります。特にインラインへアートメイクを行う際は、マイボーム腺という目を乾燥させないための部分を塞いでしまう可能性があるため、希望される方は注意が必要です。
まとめ
ここまで眉・リップ・アイラインアートメイクのデザインの紹介と選ぶコツについて解説してきました。アートメイクのデザインやカラーは多くの種類があります。そして、混ぜたり、組み合わせたりもするので、選択肢はより多くなります。
どうやってデザイン・カラーを選んだらよいのか迷った際にこの記事を参考にしていただければと思います。自身に合ったアートメイクで、より充実した毎日を手に入れましょう。