ダーマペンはさまざまな肌トラブルに効果が期待できる人気の施術です。
このページではダーマペンの効果や注意点、ダウンタイムまで詳しく解説します。
ダーマペンの仕組みや効果
ダーマペンの仕組み
ダーマペンは、肌に微細な穴を開けることで、肌の自然治癒力を活性化させ、様々な肌トラブルの改善を目指す美容施術です。ダーマペンは、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、肌のハリや弾力を回復させる効果が期待できます。
肌の自然治癒力を利用して実現するため、比較的自然な仕上がりを目指すことができ、肌の状態に合わせて針の深さを調整できるため、様々な肌トラブルに対応できるという特徴があります。
ダーマペンの施術時に美容成分を導入することで、効果をさらに高めることも可能です。導入できる美容成分にはたくさんの種類があり、クリニックによって異なります。
ダーマペンの種類
ダーマペンにはいくつかの種類がありますが、現在主流なのは「ダーマペン4」という機種です。
ダーマペン4の特徴は以下の通りです。
- 針の本数 が従来の機種よりも多い。
- 1秒間に開けられる穴の数 が多い。
- 回転数 が多く、施術時間が短縮された。
- 針の深度 をより細かく調整でき、より深く美容成分を浸透させることが可能になった。
- 痛みや腫れといったダウンタイムが少ない。
- 33G（0.20mm)の極細針が16本 搭載されている 。
- 最大120回転/秒 で1秒間に1920個の穴を開けることができる。
- 米国FDA（米国食品医薬品局）の承認を得ている。
従来のダーマペンと比較すると、ダーマペン4はより短時間で効率的に施術を行うことができ、肌への負担が少ないとされています。また、針の深度を調整できるため、個々の肌の状態や治療目的に合わせた施術が可能です。
セルフダーマペンと呼ばれる類似品や模造品も存在しますが、これらは医療機器ではなく、安全性や効果が保証されていません。ダーマペンの施術は医療行為であり、クリニックでしか受けることができません。
ダーマペンの効果は、施術を行うスタッフの知識や技術によって左右されることがあります。医師にシミと肝斑を見分ける知識がない場合、誤って肝斑に施術をしてしまうと症状が悪化するリスクがあります。適切な施術を行えるクリニックを選ぶことが重要です.
ダーマペンに期待できる効果
ニキビ跡の改善
ダーマペンは、クレーター状のニキビ跡や色素沈着したニキビ跡の改善に効果が期待できます。
針によって真皮層が刺激され、コラーゲンやエラスチンの生成が促されるからです。またターンオーバーが促進されることで、色素沈着が薄くなり、肌の色むらなどにも効果的でしょう。
毛穴の開きや黒ずみの改善
毛穴の開きや黒ずみは、皮脂や角質が毛穴に詰まることや、加齢による肌のたるみが原因で起こります。
ダーマペンはターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりを解消することで、毛穴の開きや黒ずみを改善します。コラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌のハリを回復させることで、たるみによる毛穴の開きにも効果が期待できます。
肌のハリや弾力、小じわの改善
加齢や紫外線ダメージによって、コラーゲンやエラスチンが減少し、肌のハリや弾力が失われると、小じわができやすくなります。
ダーマペンは真皮層を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、肌のハリや弾力を回復させ、小じわの改善が期待できます。
シミやくすみの改善
シミやくすみは、メラニン色素の過剰生成やターンオーバーの乱れが原因で起こります。ダーマペンはターンオーバーを促進し、メラニン色素の排出を促すので、シミやくすみの改善に効果的です。
ダーマペンはどんな人におすすめ？
ダーマペンはこんな方におすすめ
- ニキビやニキビ跡に悩んでいる方
- 毛穴の開きや黒ずみが気になる方
- 肌のハリやツヤが欲しい方
- シミやくすみが気になる方
- 小じわやたるみを改善したい方
- 毛孔性苔癬が気になる方
ダーマペンの施術を受けられない方
- 妊娠中・授乳中の方
- ケロイド体質や皮膚炎の方
- 金属アレルギーのある方
- 重度の糖尿病の方
- 血液凝固剤を使用している方
- 酒さ、ヘルペス、いぼ、皮膚硬化症、バクテリア真菌感染症、開いた傷口、日光角化症、皮膚癌、血友病の方
- 脂漏性皮膚炎がある方
- 皮疹またはヘルペス発疹が出ている方
- トレチノイン・ハイドロキノンを使用している方
上記の禁忌事項に当てはまらない場合でも、肌の状態や体調、クリニックや医師の判断によって施術をが受けられない場合があります。
ダーマペンの注意点
ダーマペンは肌の自然治癒力を利用して肌トラブルを改善する美容施術ですが、いくつかのリスクや注意点があります。
ダーマペンの施術に関する注意点
ダーマペンは施術方法や間隔を誤ってしまうと、シミが増え肝斑が濃くなるなど、肌トラブルを引き起こす可能性があります。そのため、ダーマペンの施術は2～4週間おきに施術を行うのが一般的です。
そして、ダーマペンは「針を深く刺すことで早く効果を得られる」というわけではありません。針を深く刺しすぎると、肌にダメージを与え、メラニン色素が過剰に生成され、シミの原因となることがあります。
また、ダーマペンは肝斑の治療にはあまり適していません。肝斑にダーマペンを行うと、炎症が起き、シミが濃くなる可能性があります。ただし、針を短くしたり、美白成分を追加することで対応できる場合もあります。
このような理由から、ダーマペンは施術前の診察と、肌の状態に合った適切な施術を行うことが非常に重要です。
セルフダーマペンは大変危険です。医療機関で使用されるダーマペンとは異なり、品質や安全性が保証されておらず、肌荒れなどのトラブルが生じる危険があります。
リスクを減らすための対策
ダーマペンは、適切な施術とアフターケアを行えば、多くの肌トラブルの改善が期待できる治療法です。しかし、リスクも伴うため、施術を受ける前に、専門医とよく相談し、自身の肌状態や目的に合った施術を選択することが大切です。セルフで行わず、衛生管理が徹底されたクリニックで施術を行うと安心ですよ。
そして、施術後の肌は大変デリケートな状態です。特に紫外線対策を徹底し、日焼け止め、帽子、日傘などを活用してください。また、肌が乾燥しやすいため、保湿をしっかり行いましょう。
ダーマペンのダウンタイムについて
ダーマペンの施術を受ける前に、ダウンタイムについても理解しておくと安心です。
ダウンタイムの期間
ダーマペンのダウンタイムは、一般的に数日から1週間程度とされています。個人差があり、2～3日程度で赤みが引く人もいれば、1週間程度かかる人もいます。ダウンタイムの程度は、針の深さや施術内容によっても異なるため、施術後はスケジュールの調整が必要な場合があります。
ダウンタイム中の主な症状
施術後、肌に赤みや腫れ熱感などが出ることがあります。これは、針による刺激に対する炎症反応によるもので、通常数日で落ち着きます。また、かゆみや皮むけが出た場合も数日〜1週間程度で改善するため、無理に剥がしたりこすったりしないように注意が必要です。
針が毛細血管を傷つけることで、内出血が起こることがありますが、通常は1週間程度で改善します。 ニキビ跡の治療では、一時的にニキビが悪化することがあります。
ダウンタイム中の注意点
施術後の肌は非常にデリケートで、ダメージを受けやすくなっています。日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘を使用して、紫外線から肌を守り、保湿を欠かさないようにしましょう。ただし、施術直後の肌は日焼け止めが刺激になる可能性があるため、施術後12時間経過してから、肌の状態を見て使用することが推奨されています。
また、施術当日は洗顔やメイクは避けるようにしましょう。施術後6～7時間後から、シャワーや低刺激のスキンケア用品の使用が可能です。翌日からはメイクも可能ですが、優しく行う必要があります。長風呂や汗をかくような運動、飲酒も施術当日は控えましょう。
ダウンタイム中は、肌に刺激となる行為（摩擦など）は避け、ピーリング剤・アルコール・ビタミンC配合のスキンケア製品の使用は数日間控えることが推奨されます。
ダウンタイムを短くするための対策
施術後のケアについて、クリニックの指示に従い、適切なアフターケアを行うことが大切です。また、肌を清潔に保ち、感染症などを防ぐように心がけましょう。
身体を温め、適度な運動を行い、質の良い睡眠を取り、栄養バランスの取れた食事を摂ることで、肌の再生力を高めることができます。
施術後に成長因子パックを使用するのも良いでしょう。炎症を抑え、肌の成長を促す効果が期待できます。場合によっては、美容成分が含まれた薬剤を導入することで、肌の再生を促進し、ダウンタイムの短縮にもつながる可能性があります。
ダーマペンのダウンタイムは、個人差が大きく、施術内容や肌質によっても異なります。 事前のカウンセリングで、医師に不安な点や疑問点を相談し、適切な施術プランを立てることが重要です。
ダーマペンはトゥルーデザインクリニックへ
トゥルーデザインクリニックでは、主流であるダーマペン4を初回9,800円(税込)で施術を受けていただくことが可能です。
アートメイクはもちろん、肌のお悩みについてもぜひご相談ください。
