肌にハリがなくなってきた、開いた毛穴やニキビ跡が気になるとお悩みの方におすすめなのがジュベルック注射です。
この記事では、ジュベルックがどのような施術なのか、その効果やダウンタイムまで、徹底的に解説します。
ジュベルックとは?
ジュベルックの正体:コラーゲン生成を促す新世代の肌育製剤
ジュベルックは、肌のボリュームアップと、ご自身のコラーゲン生成を促進することを目的とした新しいタイプの美容治療です。
主成分はPDLLA(ポリDL乳酸)という成分と非架橋ヒアルロン酸でできています。このPDLLAは、体内でゆっくりと分解されていく過程で、肌のハリや弾力を生み出す線維芽細胞を刺激する働きがあるのが大きな特徴です。
PDLLAは、医療分野で長年使用されてきた「生体適合性の高い素材」であり、安全性が認められています。体内に注入されても異物として残らず、最終的には水と二酸化炭素に分解され、自然に体外へ排出されるため、安心して施術を受けていただけます。
従来のヒアルロン酸や水光注射との違い
従来のヒアルロン酸注入は、主にボリュームを物理的に補うことが目的でした。しかし、ジュベルックは、注入された直後のボリューム維持だけでなく、肌の内部でコラーゲンを徐々に増やしていくことに重点を置いています。
この自分でコラーゲンを作る力を引き出す作用こそが、ジュベルックが従来の治療法と一線を画す点です。肌の内側から構造そのものを改善するため、仕上がりが自然で、持続的な効果が期待できるのです。
ジュベルックの効果とメカニズム
ジュベルックが特に効果を発揮するのは、従来の治療では難しかった、以下のような肌の根本的な構造に関わる悩みです。
悩みの根源にアプローチ!コラーゲン生成がもたらす効果
ニキビ跡・クレーターの改善
ニキビが治った後に残るクレーターは、肌の真皮層がダメージを受け、線維化してしまった状態です。ジュベルックをクレーターの直下に注入することで、PDLLAが周囲の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンを生成させます。これにより、凹んだ部分の土台が持ち上がり、なめらかさが戻る効果が期待できます。
更に、サブシジョンという施術と組み合わせることによってより効果を実感しやすくなります。サブシジョンとは、専用の医療針を使用し、クレーターの原因となる皮膚の下で癒着している組織を引き離す治療です。
開ききった毛穴の引き締め
毛穴の開きは、皮脂の過剰分泌や、真皮層のコラーゲン・エラスチンの減少によるたるみが原因とされています。ジュベルックは、肌の真皮層全体のコラーゲン生成を促進することで、肌全体にハリと弾力を与え、たるみ毛穴を目立たなくしてくれます。
小じわやハリ不足の解消
目元や口元にできる細かいシワや、全体的な肌のハリ不足に対しても有効です。新しいコラーゲンの生成が促進することで、弾力が回復し、若々しいハリとツヤを取り戻す手助けをしてくれます。
効果の持続期間は?いつから効果を実感できる?
ジュベルックは、コラーゲンを育てる肌育治療であるため、注入直後ではなく、時間をかけてゆっくりと効果が現れるのが特徴です。
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施術直後:注入した薬剤による一時的なボリュームアップが見られることがあります。
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数週間~1ヶ月後:PDLLAが働き始め、コラーゲン生成が促進され、肌質の改善やハリを感じ始めます。
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3ヶ月~半年後:コラーゲン生成がピークに達し、ニキビ跡や毛穴の凹凸が最も改善された状態になります。
効果の持続期間には個人差がありますが、一般的に約1年〜2年程度とされています。この効果を維持するためには、医師と相談しながら、推奨される間隔で繰り返し施術を受けることをおすすめします。ご自身の肌状態に合わせて、次のステップを検討してみてください。
施術プロセスと気になるダウンタイム
初めての美容施術は特に、当日どんな流れで進むのか、施術後に人前に出られるのかが気になりますよね。ここでは、施術の流れとダウンタイムについて詳しくご説明します。
施術の流れ
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カウンセリング:医師があなたの肌悩みを詳しく伺い、ジュベルックが最適な施術であるか、注入量や注入部位を決定します。疑問や不安があれば、遠慮せずに質問しましょう。
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麻酔:痛みを最小限に抑えるため、麻酔クリームを塗布し、約20〜30分待ちます。痛みに弱い方は、局所麻酔などの追加の麻酔方法についても相談できます。局所麻酔をする場合は、追加で料金が必要な場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
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注入:決定された部位に、注射やターゲットクールなどを用いて丁寧に薬剤を注入していきます。クレーター治療の場合は、ダーマペンが用いられることもあります。
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冷却・鎮静:施術直後は肌を冷却し、赤みや腫れを抑えます。
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アフターケアの説明:医師や看護師から、施術後の注意点や自宅でのケア方法について説明を受けます。
ダウンタイムは短い?症状と過ごし方
ジュベルックのダウンタイムは比較的短い傾向にありますが、注入方法や体質によって症状には差があります。
| 症状 | 程度 | 期間の目安 | 施術後の注意点 |
| 赤み・腫れ | 軽度 | 数時間〜1日程度 | 施術当日の激しい運動や飲酒は避ける |
| 内出血 | 発生しない場合も多いが、細い針で注入した箇所に出る可能性あり | 1週間〜10日程度 | メイクで隠せる程度です |
| 注射痕 | 針を刺した小さな点状の跡 | 数時間〜翌日には消失 | 強くこすらないように注意する |
【施術後の過ごし方】
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メイク・洗顔:当日から洗顔は可能で、クレンジングやメイクや、日焼け止めの使用は翌日から可能な場合が多いです。
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入浴:当日はシャワーのみにし、長時間の入浴やサウナなど、血行を良くしすぎる行為は控えましょう。
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マッサージ:注入部位を強くマッサージすると、薬剤が移動したり、しこりの原因になったりする可能性があるため、少なくとも施術後1週間は優しくケアしてください。
ジュベルックのリスク・副作用
どのような美容施術にも、メリットだけでなくリスクは必ず存在します。ジュベルックは安全性の高い施術ですが、可能性のある副作用やリスクについてしっかりと理解しておくことが大切です。
知っておくべき主なリスクと副作用
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注入部位の腫れ・赤み・内出血:これは一時的なもので、通常は数日から1週間程度で自然に引いていきます。
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しこり:PDLLAが均一に分散されず、一部に固まってしまうと、皮膚の下にしこりが生じる可能性があります。これは、主に不適切な層への注入や、濃度が濃すぎる場合に起こりやすいとされています。しこりが発生した場合は、クリニックでステロイド注射などの適切な処置を受けることで改善に向かいます。
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アレルギー反応:極めて稀ですが、ジュベルックの成分に対するアレルギー反応が出る可能性もゼロではありません。
失敗しないためのクリニック選びの重要性
ジュベルックの成功は、薬剤そのものの効果だけでなく、医師の技術力と経験に大きく左右されます。特に、しこりなどのリスクを避けるためには、薬剤の適切な希釈と、肌のどの深さに、どれだけの量を注入するかを見極める技術が不可欠です。
後悔しないためには、以下の点に注意してクリニックを選びましょう。
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施術実績の豊富さ:ジュベルックの注入経験が豊富な医師が在籍しているか確認してみてください。
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丁寧なカウンセリング:リスクも含めてメリット・デメリットを丁寧に説明してくれるか。
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アフターフォロー体制:万が一、硬結などのトラブルが発生した場合に、迅速かつ適切に対応してもらえる体制があるか。
信頼できるクリニックを見つけることが、あなたの施術を成功させる最も重要なステップです。
まとめ
この記事では、ジュベルックについて、その仕組みから効果、そしてリスクまでを詳しく解説してきました。
ジュベルックは、一時的な変化ではなく、肌の自ら美しくなろうとする力を育てる画期的な治療法です。もし、長年の肌悩みに真剣に向き合いたいと思っているのであれば、まずは信頼できるクリニックで専門医のカウンセリングを受けてみることから始めてみましょう。
トゥルーデザインクリニックでも実施のジュベルックについて、トリビューさんにご紹介いただきました。
ジュベルック以外にもお得に受けられる場合がありますので、ぜひチェックしてみてください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
