すっぴんでも自信が持てる唇になりたい、朝のメイク時間を短縮したい、そんな願いを叶えてくれるリップアートメイク。
でも、施術後の経過がどうなるのか、不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このガイドでは、リップアートメイクの施術直後から、ダウンタイム、そして美しい仕上がりが定着するまでのリップアートメイクの経過について、あなたの疑問を解消できるよう詳しく解説していきます。
初めての方も、これから施術を検討している方も、安心して理想の唇を手に入れるための一歩を踏み出しましょう。
リップアートメイクってどんなもの？ 基本のキホン
リップアートメイクとは、唇の表皮の浅い層に専用のインクを注入することで、口紅やリップティントを塗ったような色味や形をデザインする施術です。
一般的なタトゥーとは異なり、新陳代謝によって数年で徐々に薄くなるのが特徴です。
そのため、流行や好みの変化に合わせてデザインを調整できるのが魅力と言えるでしょう。
アートメイクと聞くと、少し構えてしまうかもしれませんが、これは医療行為として医師や看護師の資格を持つ方が行うものです。
衛生管理が徹底されたクリニックで施術を受けることが非常に重要になります。
施術直後からダウンタイム終了まで：リップアートメイクの経過を追う
リップアートメイクの施術後の経過は、大きく分けていくつかの段階があります。
それぞれの段階でどのような状態になるのか、詳しく見ていきましょう。
施術直後：鮮やかな発色とわずかな腫れ
施術が終わったばかりの唇は、直後に想像していたよりも色が濃く、鮮やかに感じられるでしょう。
これは、注入されたインクがまだ唇の表面近くにあるためです。
また、針で色素を注入した影響で、個人差はありますが、唇が少し腫れることがあります。
まるで蚊に刺された後のように、ぷっくりとした感じになる方もいらっしゃいますが、心配はいりません。
多くの場合、数時間から半日程度で落ち着き始めます。
施術直後から数時間は、唇がデリケートな状態です。
乾燥を防ぐために、クリニックから指示されたワセリンなどの保湿剤をこまめに塗ることが大切になります。
１日目～３日目：ピークを迎える腫れと乾燥、そしてかさぶたの形成
施術の翌日から３日目頃にかけては、腫れがピークを迎えることがあります。
特に朝起きた時に強く感じる方が多いかもしれません。
唇全体がぽってりとした印象になり、まるで厚みが増したように見えることもあります。
この時期も引き続き保湿をしっかりと行い、唇が乾燥しないように気をつけましょう。
また、この頃から唇の表面に薄いかさぶたができ始めます。
このかさぶたは、施術によってできた小さな傷を修復しようとする体の自然な反応です。
かさぶたは非常にデリケートなので、無理に剥がしたり、触ったりしないようにしてください。
自然に剥がれ落ちるのを待つことが、きれいに色を定着させるためにとても重要です。
この時期は、唇の乾燥によってかさぶたがひび割れたり、突っ張るような感覚を覚えることもあります。
保湿剤を塗る際には、優しく、唇をこすらないように注意しましょう。
４日目～７日目：かさぶたの剥がれ落ちと色の変化
４日目から１週間くらい経つと、唇にできたかさぶたが少しずつ剥がれ落ち始めます。
かさぶたが剥がれると、その下の色素が薄く見えることがあります。
これは色戻りや抜けと呼ばれる現象で、アートメイクの施術において多くの人が経験する一時的なものです。
かさぶたに付着して色素も一緒に剥がれてしまうため、色が抜けたように感じるのです。
かさぶたが剥がれた後の唇の色は、施術直後の鮮やかな色とは異なり、薄く、くすんで見えるかもしれません。
しかし、これは最終的な仕上がりではありません。
この段階で色が薄いと感じても、焦る必要はありません。
唇の内部で色素が定着していく過程なので、もう少し様子を見ましょう。
この時期も、唇の乾燥を防ぐための保湿ケアは怠らないでください。
ダウンタイム後のケアと色の定着：美しい仕上がりを目指して
１週間ほどでダウンタイムの大きなピークは過ぎますが、リップアートメイクの経過はこれで終わりではありません。
ここから、最終的な色の定着に向けて、適切なケアを続けることが大切です。
２週間～１ヶ月：色の安定と最終的な定着へ
かさぶたが完全に剥がれ落ちてから２週間、そして１ヶ月が経過する頃には、唇の色が徐々に安定し、定着していきます。
この時期になると、施術直後やダウンタイム中の色とは異なり、自然な発色になるでしょう。最終的な仕上がりは、施術直後の濃さよりもワントーン明るく、よりナチュラルな印象になることが多いです。
この期間も、唇の乾燥には注意が必要です。
紫外線も色素の退色を早める可能性があるため、日中の外出時にはUVカット効果のあるリップクリームを使用するなど、紫外線対策も行うと良いでしょう。
２回目の施術（リタッチ）：理想の唇を完成させるために
リップアートメイクは、１回の施術で全てが完了するわけではありません。
多くの場合、１回目の施術から１ヶ月～３ヶ月後に、２回目の施術リタッチを行うことが推奨されます。
２回目の施術では、１回目の施術で定着しきれなかった部分の色を足したり、より理想に近い色味や形に調整したりすることができます。
これにより、色のムラが解消され、持ちも格段に良くなります。２回目の施術を受けることで、リップアートメイクは最終的な完成形へと近づくでしょう。
リップアートメイクの持ちを良くするために：アフターケアの重要性
リップアートメイクの美しい仕上がりを長く保つためには、日々の適切なアフターケアが非常に重要です。
紫外線対策を忘れずに
唇は日焼けしやすい部位であり、紫外線はアートメイクの色素の退色を早める原因となります。
外出時には、UVカット効果のあるリップクリームをこまめに塗るようにしましょう。
徹底した保湿ケア
唇の乾燥は、アートメイクの色素の持ちを悪くする可能性があります。
常に唇を潤った状態に保つために、ワセリンやリップクリームをこまめに塗る習慣をつけましょう。
ピーリングやスクラブは避ける
唇のピーリングやスクラブは、アートメイクの色素を剥がしてしまう可能性があります。
施術後は、これらのケアは控えるようにしてください。
口唇ヘルペスの予防
アートメイクの施術は唇に小さな傷をつけるため、口唇ヘルペスの既往がある方は再発のリスクが高まります。
施術前にクリニックに申告し、必要であれば予防薬を処方してもらうようにしましょう。
よくある質問（FAQ）
リップアートメイクの経過について、よくある質問とその回答をまとめました。
まとめ：リップアートメイクで自信あふれる毎日を
リップアートメイクの経過は、施術直後の色の濃さや腫れ、一時的な色戻りなど、いくつかの段階を経て最終的な美しい仕上がりへと向かいます。
ダウンタイム中は少し不安になることもあるかもしれませんが、これは色素が唇に定着していくための大切なプロセスです。
このガイドで紹介したリップアートメイクの経過やアフターケアのポイントを参考に、理想の唇を手に入れて、すっぴんでも自信が持てる毎日を送ってください。
もし不安な点があれば、施術を受けるクリニックに相談し、納得した上で美しいリップアートメイクを楽しんでくださいね。
