あなたの唇は何タイプ?形別の印象、悩み、解決策までを徹底解説

私たちは毎日鏡を見るたびに、自分の唇の形と向き合っています。

口元は、笑顔や会話を通じて私たちの感情を豊かに表現する、顔の中でも特に印象的なパーツです。

 

この記事では、さまざまな唇の形の種類と、それぞれが持つ印象を詳しく解説します。

さらに、唇の形に対するお悩みやコンプレックスの原因を探り、セルフケア、メイク術による解決策まで、あなたの理想の唇に近づくための情報を紹介します。

目次

【診断】あなたの唇は何タイプ?代表的な6つの形と印象

実は、私たちの唇の形は一つとして同じものはありません。

大きく分けると、いくつかの代表的なタイプに分類できます。

6つの唇のタイプと、それぞれの特徴、そして一般的に与える印象を見ていきましょう。

Classic(クラシック)

唇の基本的な形で、年齢とともにぼんやりしてきた唇の輪郭を強調するスタイルです。

唇周りのしわを目立たなくし、エネルギッシュな印象を与えます。

Pearlique(パーリーク)

下唇を強調するリップスタイルで、若々しくボリュームのある口元を演出します。

Rubina(ルビーナ)

いわゆる「ぷっくりとした」唇がこのタイプです。

鼻下から顎までの長さや面積が充分にある方は、より魅力的な印象になります。

Hollywood(ハリウッド)

ハリウッド映画のタレントによく見られる形で、上唇の中央に厚みがあり、外側に向かって細くなるのが特徴です。

美しく魅力的な印象を与えます。

Cupid(キューピッド)

恋愛の神「キューピッド」の弓矢のような形をした唇です。

ナチュラルながらボリュームがあり、若々しい印象を与えるため、思春期前の女性に多いとされています。

Angelic(エンジェリック)

上唇にボリュームがあるのが印象的な唇です。

横幅があまり大きくなく、上唇がふっくらしている人に似合うとされています。

 

あなたの唇はどのタイプに近いでしょうか?

これらのタイプを知ることは、ご自身の唇の個性を理解する第一歩となります。

唇の形は「厚さ」「長さ」「輪郭」で決まる!各要素の特徴と印象

さらに深く唇の形を見ていくと、「厚さ」、「長さ」、「輪郭」といった要素が複雑に組み合わさって、その印象を形作っていることがわかります。

これらの要素が持つ特徴と、そこから一般的に抱かれるイメージを探っていきましょう。

厚さ

上唇と下唇の両方に厚みがあるタイプ

いわゆる「たらこ唇」とも呼ばれ、全体的にボリューム感があり、セクシーな印象を与えます。

感情表現が豊かで愛情深いイメージを持たれることが多いようです。

メイクをしなくても存在感があり、顔に立体感が出やすいのも特徴です。

上唇のみ厚みがあるタイプ

知的な印象を持ちながら、相手への優しさや愛情深さを感じさせるようです。

下唇のみ厚みがあるタイプ

こちらも知的な面を持ち合わせつつ、優しさや愛情深い印象を与えると言われています。

Pearlique(パーリーク)に近い印象かもしれません。

上唇と下唇の両方が薄いタイプ

鼻から下がすっきりとした顔立ちになり、横顔のラインもなだらかになります。

落ち着きのある大人を連想させ、理性的で知的な印象を与えやすいでしょう。

長さ

唇の横幅は、顔の中で唇が占める割合を大きく左右します。

横幅が長い唇

顔のパーツの中でも目を引きやすく、笑ったり話したりする時の口の動きも大きくなるため、エネルギッシュで、物事をはっきりと発言するような印象を与えるでしょう。

横幅が短い唇

目や頬などの顔全体の表情の変化に対して口元の変化が控えめになり、上品で落ち着いた印象を与えたり、守りたくなるような可愛らしさを感じさせます。

輪郭

唇の輪郭は、その形状によってさまざまな名前が付けられています。

富士山唇

正面から見た時に、上唇のラインが富士山のように中央がやや凹み、両端に向かってなだらかに傾斜している形です。

赤ちゃんの唇の形に近いため、可愛らしさや感受性豊かな印象を持たれることが多いようです。

アヒル口

上唇がツンと上向きに上がり、口角も上がって唇全体がWの字に見える形です。

可愛らしさやセクシーな印象を与えるため、かつて流行しました。

切れ長型

上唇と下唇ともに薄く、横幅が長いのが特徴です。

涼しげで知的な印象を与え、様々なリップメイクが映えると言えます。

四字型

上唇の傾斜があまりなく、口角まで赤唇(唇の赤い部分)があり、下唇も同様に口角まで赤唇があるため、唇全体が四角く見える形です。

厚みがあるため、セクシーさや愛情深い印象を与えるでしょう。

仰月(ぎょうげつ)型

口を閉じた時に上唇と下唇の境界線が上向きにカーブし、口角が上がって見える唇です。

仏像の口元に似ていることから名付けられ、ポジティブで明るく、話しかけやすい印象を与えます。

一文字型

口を閉じた時に上唇と下唇の境目が横に一直線になる形です。

柔らかな印象の仰月型に対し、洗練された上品さや誠実さを感じさせます。

伏月(ふくげつ)型

いわゆるへの字型の唇で、口を閉じた時に上唇と下唇の境界線が口角に向かって下がっているのが特徴です。

責任感が強く真面目な印象を与える一方、近寄りがたい印象を与えることもあります。

 

また、唇の輪郭がはっきりしているかぼやけているか、シワが多いか少ないか、唇の色が濃いか薄いかなども、唇の印象を左右する要素となります。

【理想の形】美しさの基準とは?黄金比

美しいとされる唇には、一般的に「黄金比」が存在すると言われています

鼻の付け根から上唇の山の中央まで(人中)の長さと、下唇の中央から顎の骨の上までの長さが1:1であり、上唇と下唇の厚みが1:2である比率が理想的とされています。

下唇がやや厚い方が美しいとされるのはこのためです。

しかし、この黄金比は欧米人の骨格に基づいたものであり、日本人を含むアジア人には必ずしも当てはまらない場合もあります。

アジア人の場合は、欧米人に比べて唇が薄めのことが多く、上下の唇の厚みが約1:1の方がバランス良く見えることもあります。

 

美しい唇を目指す際は、トレンドを追いかけるだけでなく、ご自身の顔全体のバランスを考慮し、長い目で見て自分に合ったスタイルを見つけることが大切です。

【悩み別】唇の形に関するコンプレックスと原因

理想の唇の形がある一方で、自分の唇の形に対してコンプレックスを抱えている方も少なくありません。

ここでは、よくある唇の形に関するお悩みとその原因を見ていきましょう。

唇が歪んでいる

左右の口角の高さが違ったり、笑った時や口を閉じた時に唇のラインが歪んで見えることがあります。

先天的な要因のほか、食事の際の噛み癖や睡眠時の姿勢など、生活習慣による骨格や筋肉の歪みが原因となることもあります。

唇が薄い・厚い

薄すぎる唇は寂しい印象や老けた印象を与えやすく、メイクが映えないと感じる方もいます。

一方、厚すぎる唇は顔の中で目立ちすぎると感じる方もいます。

また、加齢とともに唇のハリが失われ、薄くなる傾向があります。

口角が下がっている

への字型の唇(伏月型)の方に多く見られ、真面目な印象を与える一方で、不機嫌そうに見られたり、老けた印象を与えることがあります。

笑う機会の減少による口角を上げる筋肉の衰えや、加齢による筋肉の衰えが原因の一つです。

M字リップではない

上唇の中央の山がはっきりしないと、唇が平坦に見え、メリハリがないと感じることがあります。

M字リップは女性らしさを演出し、メイクも若々しく映えるため、憧れる方も多いでしょう。

その他

唇の輪郭がぼやけている、縦ジワが多い、唇の色が悪いなども、気になるお悩みとして挙げられます。

縦ジワは紫外線や乾燥、加齢によって生じやすくなります。

唇の色は血行や日焼け、体調によって変化します。

 

これらの悩みは、セルフケアやメイクによって改善できる可能性があります。

セルフケアで理想の口元へ近づける

日々のちょっとしたケアで、唇の印象は大きく変わります。

3つのケアポイントを参考に、理想の口元を目指しましょう。

保湿ケア

唇は皮膚が非常に薄く乾燥しやすいため、リップクリームなどで常に保湿することが基本です。

マスクの摩擦によるダメージを防ぐために、なるべく唇に触れない形のマスクを選び、マスクを外した時にもこまめにリップクリームを塗るようにしましょう。

入浴中に蒸しタオルやラップを使ったホットパックもおすすめです。

口角ケア

口角が下がるのは、口角を上に引っ張る筋肉の衰えが原因の一つです。

表情筋を鍛える顔ヨガや、舌の体操などのセルフケアを継続的に行うことで、一定の効果が期待できます。

ただし、やりすぎには注意しましょう。

ボリュームケア

リップクリームなどで保湿をしっかり行うことが、唇のハリを保つ上で重要です。

残念な口元に見える要因としては、唇や口元のシワ、唇の形の変化(薄くなる、広がる)、口角の下がりが挙げられます。

これらの要因に対処するためにも、日々の丁寧なケアを心がけましょう。

メイクで印象をコントロール!悩み別リップメイク術

メイクは、唇のコンプレックスをカバーし、理想の形に近づけるための強力なツールです。

悩み別のリップメイク術を試してみましょう。

たらこ唇を解消したい(厚い唇)

コンシーラーで唇の外側の輪郭をぼかし、唇の内側中心に口紅を塗り、外側に向かってなじませるグラデーションリップがおすすめです。

自分の唇の輪郭よりはみ出さないように仕上げるのがポイントです。

ボリュームを出したい(薄い唇)

自分の唇よりややオーバー気味にリップラインを引き、リップライナーで上唇と下唇の中央部分に色味を重ねてから、全体に口紅を塗布します。

仕上げにグロスを重ねることで、ふっくらとした印象になります。

唇を大きく見せたい(小さい唇)

こちらもややオーバー気味にリップラインを引き、下唇の下にシェーディング、口角の下にハイライトを入れて立体感を演出します。

唇の中央にグロスをのせるのも効果的です。

M字リップにしたい(山がない唇)

薄い色の口紅を全体に塗り、中央部分と口角の際に濃いめの口紅をなじませます。

輪郭をコンシーラーで縁取り、下唇の下にシェーディングを行います。

上唇と下唇の中央部分にグロスを重ねることで、立体的なM字リップに仕上げます。

口角を上げたい(下がっている唇)

口角の輪郭を囲むようにコンシーラーで唇の形を整え、リップライナーで上唇から口角を上げるようにやや上向きにラインを引きます。

内側から口紅を塗り、リップラインを軽く整えましょう。

唇のバランスを良くしたい(歪んだ唇)

厚みが左右で違う場合は、薄い部分にリップラインを描き足します。

唇の形が左右で違う場合は、コンシーラーで輪郭を整えてからリップラインを引きましょう。

口角の角度が違う場合は、上がっている方の口角に合わせてリップラインを引くのがポイントです。

 

リップラインを丁寧に描くことは、理想の唇の形に近づけるだけでなく、口紅のにじみを防ぎ、仕上がりを長持ちさせる効果も期待できます。

いつまでも美しい唇のために予防と継続的なケア

美しい唇を保つためには、日々のケアを継続することが重要です。

紫外線対策

唇も紫外線によるダメージを受けやすく、乾燥やシワ、色素沈着の原因となります。

UVカット効果のあるリップクリームを使用するなど、紫外線対策を行いましょう。

丁寧な保湿

繰り返しになりますが、唇の乾燥は大敵です。

こまめな保湿を心がけ、乾燥を防ぎましょう。

生活習慣の見直し

バランスの取れた食事や十分な睡眠は、唇の健康にも繋がります。

また、唇を触る癖や、強く摩擦するようなケアは避けましょう。

まとめ

この記事では、様々な唇の形の種類、それぞれの印象、そしてお悩み別の解決策について詳しく解説してきました。

ご自身の唇のタイプや抱えているお悩みを理解し、セルフケア、メイクといった様々なアプローチがあることを知っていただけたかと思います。

唇の形は個性であり、それぞれの魅力があります。

大切なのは、自分の唇を理解し、より自信を持って笑顔でいられることです。

セルフケアやメイクでより魅力的な口元を目指しましょう。